7月26日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスのカード最終戦は、埼玉西武が2対1で2試合連続のサヨナラ勝利を飾った。
試合は息詰まる投手戦だった。埼玉西武の先発・菊池投手は、毎回走者を背負うものの、要所を締めて無失点に抑える投球。対するオリックスの先発・アルバース投手も2塁を踏ませない安定した投球を披露する。4回を終了し、両チームのスコアボードには0が並んだ。
5回裏、先頭の外崎選手が12号ソロを放って、埼玉西武が先制する。しかし7回表、オリックス先頭の武田選手が二塁打で出塁すると、2死3塁から1番・大城選手が中前適時打を放って同点に。菊池投手を打ちあぐねていたオリックスが手堅い攻撃を見せ、1対1と試合を振り出しに戻した。
その後試合は再びこう着状態となり、オリックスはアルバース投手が7.2回、山本投手が0.1回、吉田一投手が1回を投げ、埼玉西武の勝ち越しを許さず。一方菊池投手は9回もマウンドに上がり、127球1失点の好投で同じくオリックスの逆転を阻む。スコア1対1のまま、試合は延長戦へ突入した。
埼玉西武は10回表、2番手のヒース投手が無失点に抑え、迎えた10回裏。先頭の中村選手が左安打、続く木村選手が犠打で一打サヨナラの好機を演出すると、代打・森選手が右翼手の頭上を越える適時二塁打。2夜連続で延長戦にもつれ込んだ試合は、埼玉西武が2対1でサヨナラ勝利を飾った。
敗れたオリックスは、先発のアルバース投手が8回途中1失点の好投も、打線が埼玉西武・菊池投手を捉えきれずわずか1得点。10回裏に増井投手がサヨナラ打を許し、チームは6連敗を喫した。
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