7月25日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスの3連戦第2戦は、序盤から点を取り合うシーソーゲームとなったが、延長10回裏、浅村選手の殊勲打で埼玉西武がサヨナラ勝利。6対5でオリックスを下して3連勝を飾り、両リーグを通じて50勝一番乗りとなった。
試合は序盤から打撃戦となる。まずはオリックスが3番・ロメロ選手、4番・吉田正選手の2者連続アーチで3点を先制。その裏、埼玉西武が山川選手の適時打で1点を返すものの、3回には3番・ロメロ選手に2打席連続弾が飛び出し、オリックスが4対1とリードを広げた。
ただ3回裏、3点を追う埼玉西武が5番・森選手の2点適時打、7番・栗山選手の適時打で一気に4対4の同点に追い付き、試合はあっという間に振り出しに戻る。
しかし、またもや直後の4回表、この日移籍後初スタメンとなった7番・白崎選手が犠飛。スコアは5対4となり、白崎選手の移籍後初打点によって、オリックスが再びリードを奪った。
これ以降、試合は落ち着きを取り戻し、スコアボードには0が並ぶ。埼玉西武投手陣はドラ1ルーキーの齊藤大投手が2.1回を無失点に抑えるなどし、5回以降ピンチらしいピンチを作らない。ただ、打線は走者を出して好機を作るものの、オリックス投手陣の前にあと一本が出なかった。
9回裏、マウンドにはオリックスの1点リードを守るべく、守護神・増井投手が上がる。しかし、ここから埼玉西武が驚異の粘りを見せた。まずは5番・森選手の犠飛で同点に追い付いて延長戦にもつれ込ませると、10回表にはけん制で大城選手を刺し、オリックスの勝ち越しを許さず。
そして10回裏、埼玉西武は先頭の中村選手が安打で出塁し、代打・岡田選手が犠打を成功させる。その後、敬遠などで2死1,2塁となると、3番・浅村選手が左翼線を破る決勝打を放ち、6対5で見事サヨナラ勝利を収めた。
埼玉西武とオリックスの3連戦第2戦は、埼玉西武が劇的な粘り勝ち。敗れたオリックスは守護神・増井投手が救援に失敗し、前カードから5連敗。序盤に一発攻勢で順調に得点を重ねたものの、中盤以降に得点を挙げられなかった。
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