両軍の驚異の粘り。福岡ソフトバンクと千葉ロッテの死闘は引き分けで幕

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2018.7.24(火) 23:54

千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)PLM

7月24日、京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテのカード初戦は、延長12回、5時間45分に及ぶ死闘となったが、両軍譲らず引き分けに終わった。

試合は初回からいきなり動く。1回裏、2死から3番・柳田選手が中安打を放つと、中堅手が後逸する間に2塁へ進塁し、2死2塁の好機を作る。そしてこの好機で4番・デスパイネ選手が、右翼席中段まで運ぶ21号2ランを放ち、福岡ソフトバンクが2点の先制に成功した。

直後の2回表、千葉ロッテは福浦選手の犠飛で1点を返すが、3回裏、3番・柳田選手の24号ソロ、6番・中村選手の適時二塁打で追加点。福岡ソフトバンクがスコアを4対1とし、リード3点に広げる。

その後、千葉ロッテが4回表に6番・伊志嶺選手の適時打と9番・鈴木選手の犠飛で2得点。福岡ソフトバンクが4回裏に1番・上林選手の14号ソロで1点を挙げ、スコアは5対3に。

6回表、2点を追う千葉ロッテ打線が猛攻を仕掛ける。9番・鈴木選手、1番・平沢選手に連続適時打が飛び出し、同点に。さらに、3番・中村選手の適時二塁打、5番・角中選手の投ゴロで追加点を挙げた千葉ロッテがスコアを7対5とし、逆転に成功した。

逆転を許した福岡ソフトバンクも意地を見せる。7回裏、2番・牧原選手に右翼席中段への2号2ランが飛び出し、7対7。伏兵の一発で、試合はまたもや振り出しに戻った。

7対7のまま迎えた9回の攻防は、両軍の中継ぎ陣が無失点に抑え、試合は延長戦に突入する。

10回は両チーム無得点で終わり、11回表、まずは千葉ロッテが平沢選手の2点適時打で勝ち越すが、その裏、今宮選手の同点打で福岡ソフトバンクが試合を振り出しに戻した。

そして12回表、千葉ロッテは井上選手の勝ち越し弾でリードを奪うが、その裏、松田選手の浅い犠飛でまたもや福岡ソフトバンクが追い付き、延長12回、5時間45分に及ぶ死闘は両軍譲らず、引き分けに終わった。

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