山下斐紹のプロ初アーチで楽天が劇的サヨナラ勝利

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2018.7.24(火) 23:31

東北楽天ゴールデンイーグルス・山下斐紹選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・山下斐紹選手(C)PLM

7月24日、楽天生命パークで行われた東北楽天対北海道日本ハムの第12回戦は、山下選手のプロ初アーチで東北楽天がサヨナラ勝利を収めた。

東北楽天が則本投手、北海道日本ハムが有原投手の両先発で始まった試合は、序盤から点の取り合いとなった。2回表、北海道日本ハムは6番・レアード選手の19号ソロで先制するが、直後に東北楽天が4番・今江選手と6番・アマダー選手の2発で逆転する。

1点を追う北海道日本ハムは3回表、1死から3連打で満塁とすると、3番・近藤選手が押し出し四球を選び、2対2の同点に。そしてなおも満塁の好機で、4番・中田選手がフェンス直撃に2点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。続くアルシア選手の犠飛で追加点を奪い、この回則本投手から一挙4得点を挙げた北海道日本ハムが、5対2とリードを取り返した。

援護をもらった有原投手だったが、4回裏にアマダー選手から適時二塁打、5回裏に島内選手から犠飛を浴び、東北楽天に1点差に迫られる。

5対4で後半へ突入した試合は点の取り合いが続く。リードする北海道日本ハムが、6回表にレアード選手の20号ソロ、7回表に野選で7点目を奪うと、東北楽天が6回裏にアマダー選手の19号ソロ、7回裏に銀次選手の適時打で追いすがる。

8回裏、1点差を守りたい北海道日本ハムはトンキン投手をマウンドに送るも、2死2塁の場面で3番・島内選手に適時二塁打を許す。ついに東北楽天が7対7の同点に追い付いた。

試合は延長戦へ。10回表、北海道日本ハムはレアード選手の安打などで2死1塁とし、代打・鶴岡選手の当たりで代走・杉谷選手が一気に本塁へ生還、勝ち越しに成功する。しかし、その裏、東北楽天が島内選手と岡島選手の連打で好機を作り、銀次選手の内野安打でまたしても追い付いた。

延長11回表、松井投手が満塁のピンチをしのいだ東北楽天。そしてその裏、四球のペゲーロ選手を1塁に置いて、途中出場の山下選手が強振した打球は、鋭い弾道で右翼席へ。プロ8年目、待望のプロ初アーチが驚きのサヨナラ弾となり、東北楽天が激しい乱打戦となった5時間ゲームを制した。

試合は10対8で東北楽天の勝利。敗れた2位・北海道日本ハムは連勝が3でストップし、首位・埼玉西武とのゲーム差が1.5に広がった。

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