昨日の交流戦初戦は福岡ソフトバンクが先発した東浜投手の好投に加え、打線も10得点と機能し快勝した。迎える第2戦は福岡ソフトバンク・石川投手が自身初となる先発のマウンドに上がる。プロ初登板からリリーフとして登板を重ねてきた右腕がどのような投球を見せてくれるか。対する中日は2試合の中継ぎ登板を経て先発復帰となる大野投手が先発。前日に15安打を放った福岡ソフトバンク打線と相対する。

初回、石川投手は立ち上がりから150キロを超える速球を中心に落ち着いた投球を披露。荒木選手から三振を奪うなど、危なげなく3者凡退に抑える。その裏、石川投手の好投に応えるかのように福岡ソフトバンク打線が中日・大野投手を攻め立てる。今日の試合で1番に起用された川島選手が左翼線への二塁打を放つと、柳田選手、デスパイネ選手の適時打で幸先よく2点を先制する。

続く2回表も石川投手が3者凡退に仕留めると、その裏も甲斐選手の適時二塁打で追加点を挙げる。直後に中日に1点を奪われるも、すかさず3回裏に先頭のデスパイネ選手の15号ソロで福岡ソフトバンクが再び突き放す。

続く4回表の攻撃で中日・ゲレーロ選手の本塁打で2点差に迫られるものの、直後に今宮選手が追い込まれながらも6球目をテラス席に運ぶ2号ソロ本塁打。福岡ソフトバンクが再びリードを3点に戻す。

6回裏にも1死1,3塁の好機で内川選手が外角の変化球を巧みに右前に運ぶ適時打を放ち、1点を追加。福岡ソフトバンクの4点リードで試合は終盤に突入する。

7回からは福岡ソフトバンクの強力救援陣が登板。7回を五十嵐投手、8回を森投手がそれぞれ無失点に抑えると、さらに1点を追加し迎えた最終回には岩嵜投手がマウンドへ。力強い直球を中心に無失点で試合を締めくくった。

16安打7得点と昨日に続いて打線が機能した福岡ソフトバンクが連勝。あっさり今カードの勝ち越しを決めた。プロ初先発ながら6回2失点、5奪三振と好投した石川投手がうれしいプロ初勝利。好調の打線は今日も先発全員安打を放ち、五十嵐投手をはじめとする救援陣も無失点とチームの好調さを見せつけた福岡ソフトバンク。得意の交流戦で首位奪取を見据えるチームとしても、幸先の良いスタートとなった。