交流戦の初戦は、巨人の先発・菅野投手から8点を奪うなど、計13得点の猛攻で大勝した楽天。4連勝を目指す今日の先発は、今季初登板となる塩見投手。塩見投手はファームで4試合に登板し、防御率が0.75と安定した投球を見せている。

対する巨人の先発は、昨年まで北海道日本ハムに在籍していた吉川光投手。今季は3試合に登板するものの、いまだ勝ち星はなし。投げ慣れたパ・リーグの球場のマウンドで移籍後初勝利を挙げることはできるか。

1回裏、楽天は茂木選手に代わり1番に起用された田中選手が、二塁打で出塁。1死3塁となり、3番・ウィーラー選手の内野ゴロの間に田中選手は本塁へ突入。際どいタイミングでの判定はアウトとなったものの梨田監督が抗議し、リプレー検証が行われたが判定は覆らず。楽天は初回の先制機を逃してしまう。

2回は両チームともに、好機を作るものの得点に結びつかず。試合が動いたのは3回裏。先頭の足立選手が敵失で出塁すると、田中選手の四球などで1死1,3塁の好機が訪れる。ここで、昨日の試合で2本塁打、6打点と大暴れしたウィーラー選手が適時打を放ち、2試合連続の先制打。さらに続く4番・アマダー選手も適時打、6番・今江選手も適時二塁打を放ち、楽天が3点を先制する。

5回裏には、先頭のペゲーロ選手が今月2発目の場外弾となる12号ソロ。「甘く来たボールをしっかりとたたくことができたね」と語る恐怖の2番打者の規格外の一発で、点差を4点に広げ、試合を優位に進める。

終盤に突入し、7回裏にウィーラー選手が2試合連続となる11号2ランを放ち、6点目を奪取した楽天。その後は福山投手、森原投手、ハーマン投手、菅原投手とつないで反撃を凌ぎ、6対0で勝利。これで連勝は4に伸びた。

明日の楽天の予告先発は則本投手。6試合連続の野茂英雄投手を抜き、NPB史上初となる7試合連続2ケタ奪三振の快挙を達成できるかに注目が集まる。