22日、札幌ドームで14時から行われる北海道日本ハムと福岡ソフトバンクによる今カードの最終戦。21日の試合では、移籍後初登板となった杉浦投手が惚れ惚れするような直球を武器に、5回無安打投球の好投で初勝利を挙げた。前日の勢いそのままに、北海道日本ハムが同一カード3連勝を飾るか、福岡ソフトバンクが意地を見せるか。注目ポイントを見ていこう。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→11勝4敗、福岡ソフトバンク→4勝11敗
【北海道日本ハム】高梨投手 14試合、5勝5敗 89回、60奪三振、42失点 防御率3.64
【福岡ソフトバンク】中田投手 14試合、4勝3敗 75回、65奪三振、37失点 防御率4.32
北海道日本ハムの先発は高梨投手が予定されている。今季はここまで、試合は作るものの白星に恵まれないような展開が多い高梨投手。それもそのはず。ここ5試合で4失点、4失点、3失点、2失点、8失点など、確実に失点を喫する試合が多く、チームに良い流れを呼び込めていない状況が続いている。無失点投球となると4月18日まで遡るが、22日の試合では3カ月前のような快投を披露し、文句なしの白星をつかみたい。
対する福岡ソフトバンクは中田投手がマウンドに上がる。6月10日の登板を最後に、3試合白星から遠ざかっている現状。特にここ2戦は4回持たずに降板し、先発としての役目を全く果たせていない。22日に対戦する北海道日本ハムは4月21日に8回無失点に抑え込んだ相手なだけに、再び良いリズムを取り戻し、チームに勝利を呼び込めるか。
一方の打線からは近藤選手と牧原選手を注目選手として挙げたい。近藤選手は21日の試合で、3試合ぶりの安打を放ち長いトンネルからようやく抜け出した。1本出れば立て続けに固め打ちを実行できる能力の持ち主。22日も安打を放ち、完全復調といきたい。
福岡ソフトバンクの牧原選手はスタメンに起用され始めた8日の試合以降、8試合のうち4試合でマルチ安打を記録。育成出身、8年目を迎えた今季、勝負の一年と位置付けたシーズンで十分な活躍を見せている。22日の試合でも下位打線から好機を作り、同一カード3連敗を阻止できるか。
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