7月21日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの一戦は、終盤に勝ち越し点を奪った千葉ロッテが勝利。連勝でこのカードの勝ち越しを決めた。

試合は序盤、手に汗握る投手戦が繰り広げられる。千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手が4回まで被安打2と安定感のある投球で無失点に抑えると、オリックス・山岡投手も得点圏に走者を背負いながら得点を与えず。4回を終えて0対0と緊迫した展開となった。

試合が動いたのは5回表。オリックスの先頭・吉田正選手が、ボルシンガー投手の速球を叩いて右翼席に13号ソロを運び1点を先制。昨日に続いてオリックスが先手を取った。

援護をもらったオリックス・山岡投手は、5、6回を内野安打1本に抑えて6回まで無失点と好投。対するボルシンガー投手も6回以降は再びスコアボードにゼロを刻み続ける。しかし7回表、ボルシンガー投手が、オリックス打線を3回以来となる3者凡退に抑えると、流れは千葉ロッテへ。

7回裏、先頭の5番・角中選手、続く6番・清田選手が連続四球で出塁すると、それぞれ犠打で進塁し1死2,3塁とする。この好機に8番・田村選手が、オリックスの2番手・吉田一投手から中前に適時打を運んで2者が生還。待望の得点を挙げた千葉ロッテがスコアを2対1とし、この試合初めてリードを奪った。

ボルシンガー投手が8回を投げ終えると、9回表は2番手・益田投手がマウンドに上がる。先頭の2番・福田選手を二ゴロに打ち取ると、その後も3番・ロメロ選手、4番・吉田正選手を危なげなく打ち取って試合終了。千葉ロッテが見事な逆転勝利を飾り、先発・ボルシンガー投手が驚異の11連勝で12勝目を挙げた。