塩見貴洋が6年ぶり完投勝利。楽天が後半戦負けなしの4連勝

パ・リーグ インサイト

2018.7.20(金) 21:36

東北楽天ゴールデンイーグルス・今江選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・今江選手(C)PLM

7月20日、メットライフドームで行われた埼玉西武と東北楽天のカード初戦は、東北楽天が投打で埼玉西武を圧倒し、7対2で勝利。後半戦負けなしの4連勝を決めた。なお先発の塩見投手は9回2失点の好投で、6年ぶりの完投勝利を飾った。

初回、埼玉西武のエース・菊池投手はテンポの良い投球で楽天打線を3者凡退に抑える。対する東北楽天の先発・塩見投手は2死満塁のピンチを背負ったものの、埼玉西武・外崎選手を遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

両先発が好投を見せ、スコアボードに0が並ぶ中、試合が動いたのは5回表。東北楽天の先頭の今江選手が先制の7号ソロを放つ。その後2死2塁から8番・ペゲーロ選手がフェンス直撃の適時二塁打を放ち、1点を追加。東北楽天がスコアを2対0とした。

先制に成功した東北楽天は、さらに6回表。先頭の茂木選手、3番・島内選手の連打で無死1,3塁の好機を演出すると、4番・今江選手が右前適時打。なおも、1死満塁から7番・渡辺直選手が走者一掃の3点適時三塁打。東北楽天が計4点を追加し、6対0とリードを広げた。

9回表にも1番・田中選手の犠飛で1点を追加した東北楽天。打っては9安打7得点と埼玉西武を打ち込み、投げては先発・塩見投手が強力打線を翻ろう。8回まで被安打4、無失点の好投を続け、6年ぶりの完封勝利を目指して最終回のマウンドへ上がる。

9回裏、塩見投手は反撃を期す埼玉西武打線に連打を浴び2失点。完封を逃したものの、最後は木村選手を打ち取り、試合終了。埼玉西武と楽天のカード初戦は、7対2でリーグ最下位の東北楽天が首位・埼玉西武を下し、後半戦負けなしの4連勝を飾った。

試合を制した東北楽天は先発・塩見投手が抜群の制球力を披露し、9回104球、被安打7、奪三振7、無四死球、失点2の好投で6年ぶりの完投勝利。リーグ首位の強力埼玉西武打線をほぼ完璧に抑え込み、チームの4連勝に貢献した。

敗れた埼玉西武はエース・菊池投手が6回6失点と試合を作ることができず。打線も、東北楽天・塩見投手を打ち崩せなかった。

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