伊紙「トゥット・スポルト」が最終面で大特集
ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流選手として高い注目を集めているエンゼルスの大谷翔平投手。その注目度は大西洋を越え、野球が日本やアメリカほど盛んではないイタリアメディアが異例の大特集を展開するほど。イタリアの地元紙「トゥット・スポルト」は「サッカーならブッフォンのようにセーブし、クリスティアーノ・ロナウドのようにゴールを決めるエース」とし、最終面で特集を組んだ。
「Shohei Ohtani」がサッカー至上主義のイタリアに上陸した。「Ohtaniにとって野球とは」と特集したのは「トゥット・スポルト」。トリノを本拠地とするイタリア名門ユベントスの「機関紙」とも呼ばれるメディアで、スター選手クリスティアーノ・ロナウドのレアル・マドリードからユベントスへの移籍をすっぱ抜いたことでも話題を呼んだ。
「この日本人はベーブ・ルースの神話を再び蘇らせた。トッププレーヤーとして、投球し、バッティングもする。ロサンゼルスで(メジャーを)制覇するのだ」と大谷を称賛する特集では、サッカーを愛するイタリア人に二刀流の偉大さをこう説明している。
「プレースタイルが唯一。偉大なベーブ・ルースのようだと言われている」
「シンプルに説明すると、大谷はブッフォンのような最高に優秀なキーパーで、クリスティアーノ・ロナウドのように並外れた物凄いエースストライカーのようだということだ」
今季ユベントスからパリ・サンジェルマンへの移籍の決まった元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、史上最高のGKとも呼ばれるレジェンド。一方、ロナウドは名門レアル・マドリードで公式戦451ゴールを決めた、サッカー界の誇るスーパースターだ。
サッカー史上最高とも呼ばれる両雄と、大谷は1人で比較された。さらに「肘の怪我のせいで6月から投球していない。バットを持つのも時々。しかしながら、オオタニマニアはアメリカで爆発している。ロサンゼルスだけではなく、これから長い年月、彼の名前は米国外でも知られるようになるだろう」と続け、大谷の人気はワールドワイドになると分析している。
大谷は19日(日本時間20日)に治療中だった右肘靱帯の再検査を行った。無事、主治医から投球練習再開を許可され、再び二刀流への道を歩み始めた。順調に進めば、大谷フィーバーは再び世界をとどろかすことになりそうだ。
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