多和田は4回途中11失点、投手陣が軒並み崩れて21被安打16失点
首位の埼玉西武は、大敗での後半戦スタートとなった。16日、敵地ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。先発の多和田真三郎投手が初回から3本塁打を浴びるなど、4回途中14安打11失点と大炎上し、あとを受けたリリーフ陣も失点を重ねて、球団ワースト記録となる1試合8被本塁打で16失点を喫した。
初回、山川の24号2ランで奪った先制点を、多和田がフイにした。上林に先頭打者本塁打を許すと、内川の内野ゴロの間に同点。さらに松田に2ランを浴びてひっくり返されると、甲斐にも2ランを浴び、初回だけで3被弾6失点を喫した。
2回にも中村晃にソロ本塁打を許すなど2失点。4回にも押し出し四球などで3点を失ってノックアウトされた。柱の1人として多和田に後半戦の“開幕"を託した辻発彦監督は試合後に「もうちょっと今日任せた意味を本人が分からないといけない。先制点を取ってもらった後にああいう形はね」と嘆いた。
それでも多和田を100球を超える4回途中まで投げさせた。指揮官が「気持ちの中でやられたら、やり返す気持ちを持ってやったのかって話で。2回で代えるって(投手コーチが)言うから、このまま投げさせてって」と指揮官は語り、多和田の成長を見据えた上での続投だったことを明かした。
多和田については「次の登板でどういうピッチングをするか楽しみにしている」と語った辻監督。「8本も打たれたのは記憶にないわ。これだけ打った翌日は打てないというのを願ってるよ」と語り、大敗にもサバサバした表情だった。
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