通算541本塁打のスラッガーが明かす「実はプホルスと彼について話す機会があった」
メジャー通算541本塁打を記録した伝説のスラッガー、デビッド・オルティス氏がエンゼルスの大谷翔平投手を絶賛した。元レッドソックスの主砲は、大谷のチームメートで同氏と同じドミニカ共和国出身のアルバート・プホルス内野手との秘話も明かしてくれた。
2016年シーズンを最後に現役引退した「ビッグ・パピ」は15日(日本時間16日)に行われた若手の球宴「オールスター・フューチャー・ゲーム」で「ワールドチーム」を監督として指揮。試合前のダグアウトで、メジャーで注目を集める大谷について語り始めた。
「オオタニは打者として非常に興味深い存在だと思う。実はプホルスと彼について話す機会があった。彼はこう言っていたんだ。ヘイ、彼は左のパワーヒッターだ。そして、私に似ている、とね」
現役時代に本塁打王に1度、打点王に3度輝いた左の大砲は、こう言って満面の笑みを浮かべた。ドミニカの同胞プホルスが大谷の打撃について、名打者オルティス氏を彷彿とさせると明かしていたというのだ。
「本当だよ。私も彼の打撃を見ている。彼はライトからレフトまで広角に打つことができる。パワーがある。そして、バランスがいい。プホルスはいい青年だとも言っていたね。まだ話す機会はないんだけれど、プホルスは彼の話題をたくさんしてくるんだよ」
チームの弟的な存在としてエンゼルスのクラブハウスで可愛がられている大谷。プホルスはオルティス氏に二刀流の新星について色々と情報を提供してくるという。
投手としての復帰も願うオルティス氏「我々を楽しませてくれたプレーをまた…」
もちろん、オルティス氏自身も右肘靭帯損傷で一時離脱するまで二刀流として躍動した大谷を高く評価している。
「私は彼のバランスが気に入っている。彼は以前、レッグキックをしていたけれど、バッターとしてのバランスというか、佇まいがいいね。最も重要なことは、あれだけ打者として優秀なのに、投手としてもあそこまで優秀ということ。そんなことが一体可能なんだろうか。ワハハハ」
「投手・大谷」と「打者・大谷」、それぞれの能力の高さを絶賛すると、嬉しそうに大笑いした。
「彼には2つの能力があるんだ。見ていて最高だよ。彼があの怪我を乗り越えて、復活して、数か月我々を楽しませてくれたプレーをまた見せてくれることを祈っている」
19日(日本時間20日)に右肘の再検査を行う予定の大谷だが、オルティス氏は投手としても完全復活することを心待ちにしている。
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