1被弾も絶大なインパクト「あんな速いボールを投げることができたのはすごい」
衝撃の18歳が15日(日本時間16日)にワシントンのナショナルズ・パークで行われた「オールスター・フューチャーゲーム」の話題を一気にかっさらった。
3回1死一塁の場面、チームUSAの3番手としてレッズの右腕ハンター・グリーン投手が登場。100マイル(約161キロ)超えのファストボールを連発すると、スタンドにはどよめきが走った。ホワイトソックスのバセベにソロ弾を浴びたものの、続くパドレスのタティスへの2球目にはこの日最速の103.1マイル(約165.9キロ)を記録。エンゼルスの大谷翔平投手のメジャー自己最速は101.1マイル(約162.7キロ)、日本での最速は165キロだが、18歳は大谷を凌ぐほどの火の玉ストレートを投げ込んだ。
この日は25球を投じたが、そのうち19球が100マイル超を記録。1回1/3を投げ、2安打1奪三振1四球1死球1失点と制球に課題を残すが、スタンドを埋める観衆に絶大なインパクトを残した。
2017年のドラフト1巡目(全体2位)でレッズに指名された右腕は、試合後のクラブハウスで報道陣に囲まれた。
「このメンバーに入ることができて、あんな速いボールを投げることができたのはすごいこと。そこには多くの努力も込められているんだ。健康を保ち、正しいトレーニングと食事を摂る。全てのことが大事だ」
今季は1Aでプレーし、16試合先発で3勝7敗、防御率4.69の成績をマークしているグリーンは、直立不動でこう答えた。8月6日に19歳の誕生日を迎える荒削りの右腕が強烈な輝きを放っていたことは間違いない。
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