7月11日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの前半戦最終戦は、首位・埼玉西武が序盤から7点を奪うなど13安打8得点の猛攻を見せ、8対4で大勝した。
2回裏、敵失で1点を先制した埼玉西武は、続く3回裏に大攻勢を仕掛ける。先頭の源田選手が投安打で出塁すると、3番・浅村選手がバックスクリーン右へ18号2ラン。そしてさらに2死満塁から9番・金子侑選手が走者一掃の3点適時二塁打を放ち、なおも2死2塁から秋山選手、源田選手の連打で1点を追加。埼玉西武の強力打線が機能してこの回計6得点を挙げ、序盤で7対0と完全に試合の主導権を握った。
大量援護を得た埼玉西武の先発・榎田投手は、直球とキレのあるスライダーを駆使し、今日も得意の千葉ロッテ打線を封じ込める。5回表に千葉ロッテ・井上選手に16号2ランを許したものの、5回117球、被安打6、奪三振3、与四死球4、失点2の粘投を披露し、後を中継ぎ陣に託した。
直後の5回裏。2番・源田選手が、今日4安打目となる右前適時打を放ち、埼玉西武が8対2と再びリードを広げる。
榎田投手の後を受けた中継ぎ陣は、6回を松本投手、7回を平井投手、8回をヒース投手が無失点リレーでつなぐと、最終回はカスティーヨ投手が上がる。2点を失ったものの、最後は千葉ロッテ・菅野選手を空三振に打ち取り、試合終了。
埼玉西武は先発・榎田投手の5回2失点の粘投と、2番・源田選手の5打数5安打の活躍が光り、8対4で千葉ロッテに大勝した。一方、敗れた千葉ロッテは井上選手が2打点の活躍を見せたが、先発・有吉投手が3回途中7失点(自責6)と、試合を作ることができなかった。
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