9回2死二塁での第5打席で左前へ弾き返す
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのマリナーズ戦に「6番・DH」でスタメン出場し、8回2死二塁での第5打席で復帰後初タイムリーとなる左前適時打を放った。
この日は4打数1安打1打点1四球。試合後、大谷は「ヒットもそうですし、試合全体として打線も良かったんじゃないかなと思います」と、快勝した試合を振り返った。
待望の1本は9回に飛び出した。2死からプホルスが右翼線への二塁打を放って出塁し、大谷に打席が回ってきた。左腕エリアスとの対戦。2球目、外角高めの真っ直ぐを左中間に運び、二塁走者が生還。復帰後初の適時打となった。
左腕からは22打席ぶりの安打となった大谷。苦手とする左腕を攻略したことに対して問われると「軌道であったりとかというのは、少し違うので慣れていかないといけないところもありますし、そこに対応していかないといけないところもあると思う」
「常にどうやったら上手くなるかなというのを考えながら、それは右も左も関係ないので、そこだけを考えて、今の打席より次の打席が良くなるように工夫してやりたいなと思います」
「そこ(左投手)は打っていかないと打席に立たせてもらえないのかなと。見え方は変わっていないので、日本では見ない軌道だったりは慣れるしかないのかな。1打席1打席進歩するようにやっていきたいなと思います」と語った。
チームが勝ち越しに成功した4回には、快足を飛ばして、相手の失策を誘った。エンゼルスはシモンズの適時打、プホルスの2ランで勝ち越し、大谷は第3打席へ。5球目を引っ掛けた打球は二、遊間へのゴロとなったが、快足を飛ばして一塁へダッシュすると、二塁手の名手ゴードンが悪送球。相手のエラーを誘って出塁すると、続くキンズラーの左前適時打で本塁へと生還した。
「シフトの中間のところだったので打った瞬間セーフになれると思った」と、セーフを確信していたという大谷。7日(同8日)のドジャース戦で右膝に自打球を当て、翌日はその影響もあってスタメンから外れていた。それでも「プレー中は気にしてもダメなので、しっかり次の塁を狙って走りたいなと思います」と語っていた。
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