ホームから一塁到達まではわずか4秒フラット
エンゼルスの大谷翔平投手が、驚異の脚力を発揮した。10日(日本時間11日)、本拠地でのマリナーズ戦に「6番DH」でスタメン出場。2打席ノーヒットで迎えた4回の第3打席で、武器であるスピードを武器に、相手守備陣のミスを誘発した。
同点で迎えた4回。エンゼルスはシモンズの適時打、プホルスの14号2ランで3点を勝ち越し、大谷がこの日の第3打席に入った。マリナーズ先発のリークと3度目の対戦は3球目、外角の変化球を引っ掛けると、打球は二遊間への力の無いゴロになった。
猛然と一塁へと疾走した大谷。一、二塁間寄りにシフトを敷いていた名手ゴードンが打球をキャッチするも、ややモタついてからの送球は大きく逸れて悪送球となった。快足で名手のミスを誘って二塁まで進むと、続くキンズラーの適時打で、7点目のホームを踏んだ。
この大谷の驚異的なスピードに、MLBの公式データ解析システム「スタットキャスト」担当のデビッド・アドラー記者はすぐさま反応。
一塁への到達スピードを自身ツイッターで速報し「ディー・ゴードンのエラーを誘ったショウヘイ・オオタニの一塁へのスプリントスピードは、秒速29.6フィート(約9.1メートル)。エリートと言われる30フィートの領域までとても肉薄したものだ。本塁から一塁まで4秒フラットで到達した」と伝えた。
また、この試合を中継していた地元TV局「FOXスポーツ・ウエスト」で解説を務めていたエンゼルスOBでMLB通算132勝投手のマーク・グビザ氏も「ショウヘイが凄い速さで駆け抜けました。非常に際どいプレーになっていたでしょうね。どれだけのスピードで彼は駆け抜けたのでしょう。」と大谷の“足"に驚愕。
さらに、大谷が7日(8日)のドジャース戦で右膝に自打球を受けていたことを指摘し「土曜の夜に膝に自打球を当てたときのことを忘れてはいけません」と語っていた。
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