7月10日、東京ドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムのカード最終戦は、打線が大爆発を見せた北海道日本ハムが福岡ソフトバンクに12対0に圧勝した。
武田投手は、毎回のように得点圏に走者を背負いながらも、後続を断って無失点に抑える粘りの投球を披露する。対する上沢投手も、伸びのある直球を軸に打者を圧倒し、得点を許さない。序盤は両先発によって、スコアボードに0が並べられた。
試合が動いたのは5回表だった。8番・清水選手が二塁打を放つと、1死から岡選手の内野ゴロの間に3塁へ進塁。2死3塁としたところで、2番・西川選手が適時打を放って北海道日本ハムが1点を先制した。
福岡ソフトバンクは、続く5回裏に中村晃選手のチーム初安打となる二塁打を皮切りに1死1,3塁の好機を演出するも、上沢投手の前にあと1本が出ず無得点。試合は北海道日本ハムが1点のリードを守ったまま、後半戦に突入した。
好投を続ける上沢投手を打線がさらに援護する。6回表、中田選手の安打を皮切りに1死満塁の絶好機を演出し、清水選手が2点適時二塁打を放って3対0に。続く7回表には西川選手の7号ソロと、2死満塁から田中賢選手の適時二塁打で計3点を加え、リードを6点とした。
大量援護をもらった上沢投手は、高橋投手コーチの「良い内容で投げているし、攻めの投球ができている」という言葉通り、伸びのある直球とスライダーを織り交ぜながら福岡ソフトバンク打線を翻弄する。
8回表に西川選手、近藤選手、中田選手の3連続適時打などでさらに4点が加えられ、計10点の援護をもらった上沢投手は、8回裏をきっちり3者凡退で抑える。すると、止まらない北海道日本ハム打線は9回表に清水選手の6号ソロと横尾選手の適時打でさらに2点を追加し、大量12点のリードをプレゼントした。
9回裏は2番手・玉井投手が登板し、きっちり3人で締めて試合終了。二夜連続で打線が大爆発した北海道日本ハムが、福岡ソフトバンクに圧勝した。
勝利した北海道日本ハムは、2試合で計22得点の大爆発を見せ、得意の東京ドームで福岡ソフトバンクを圧倒した。一方、敗れた福岡ソフトバンクは「鷹の祭典」として迎えた2連戦で計1得点と、打線が本来の力を見せることができなかった。
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