若月健矢が決勝打! 完封リレーのオリックスが「パーソル CS パ」突破に王手

パ・リーグ インサイト

2023.10.20(金) 21:25

オリックス・バファローズ 若月健矢選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 若月健矢選手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3回戦は、2対0でオリックスが勝利。アドバンテージを含んだ対戦成績を3勝1敗とし、シリーズ突破に王手をかけた。

 オリックスの先発は、東晃平投手。2人の走者を背負う立ち上がりとなった初回を無失点で切り抜けると、2回表には3者連続三振を奪う。その後、5回に1死2、3塁のピンチを招いたが、左翼手・杉本裕太郎選手の好守にも助けられて得点を許さなかった。

 一方の打線は、初回から2イニング連続で満塁とするなど、チャンスはつくりながらも得点につなげることができず。両チーム無得点のまま試合が展開された。

 東投手は5回無失点で降板。6回表に登板した小木田敦也投手が無失点投球でつなぐと、7回表には山岡泰輔投手がマウンドへ上がる。前日の試合では9回に2失点を喫して敗戦投手となった山岡投手だが、1イニングを無安打に抑える好投でリベンジを果たした。

 8回裏、ついに試合が動く。先頭の杉本裕太郎選手が二塁打を放つと、2死3塁から若月健矢選手の打球がしぶとく三遊間を抜けて行き、待望の先制点を奪取。さらに、代打・頓宮裕真選手にも適時二塁打が生まれた。

 2点をリードして迎えた9回表には、平野佳寿投手が登板。先頭の岡大海選手に二塁打を浴びたが、落ち着いて後続を断ち、試合終了。打撃戦となった1、2回戦から一転して繰り広げられた投手戦をオリックスが制した。

 オリックスは、先発の東投手が5回無失点と好投。以降も救援陣が得点を許さず、終盤の援護を呼び込んだ。ブルペンデーを選択した千葉ロッテは、先発の澤村拓一投手、3イニングを投げた中森俊介投手ら投手陣が粘投も、打線が相手投手陣を打ち崩せなかった。

  123456789 計
ロ 000000000 0
オ 00000002X 2

ロ 澤村拓一-中森俊介-国吉佑樹-坂本光士郎-●西村天裕-東妻勇輔
オ 東晃平-小木田敦也-山岡泰輔-○宇田川優希-S平野佳寿

文・吉村穂乃香

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