10月18日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1回戦は、8対5で打撃戦を制したオリックスが白星発進となった。
オリックスは山本由伸投手が先発。初回、先頭打者に内野安打を浴びて出塁を許すと、ポランコ選手の2点適時二塁打などで、3点を失う立ち上がりとなった。直後の1回裏、打線は森友哉選手が二塁打で好機をつくるが、得点にはつなげられず。
打線の反撃は4回裏。セデーニョ選手の安打などで2死1、2塁の得点機を演出すると、紅林弘太郎選手がライトへ2点適時二塁打を運び、1点差に迫る。さらに、続く宗佑磨選手が同点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
6回表に山本投手が勝ち越し打を浴びたが、打線が6回裏に3本の適時打などで4点を挙げ、再逆転に成功。7回表にも無死1、3塁と走者を背負い、犠飛で1点を失ったものの、安田尚憲選手を併殺打に打ち取り最少失点で切り抜けた。
7回5失点でマウンドを降りた山本投手に代わり、山崎颯一郎投手が8回表のマウンドへ。9月26日以来の登板を無失点で終えた。8回裏に若月健矢選手の適時打でリードを3点に広げると、9回表を平野佳寿投手が無失点で締め、8対5で試合終了。
オリックスは、先発した山本投手が7回116球10安打3四死球9奪三振5失点。初回に3点を失うなど、今季ワーストの5失点と苦しんだが、2安打3打点の活躍を見せた紅林弘太郎選手を筆頭に打線が8得点と奮起しエースを支えた。一方の千葉ロッテは、美馬学投手が4回3失点。5人の救援陣をつぎ込むも、相手打線を止めることができなかった。
123456789 計
ロ 300001100 5
オ 00030401X 8
ロ 美馬学-中森俊介-●中村稔弥-東妻勇輔-坂本光士郎-鈴木昭汰
オ ○山本由伸-山崎颯一郎-S平野佳寿
文・吉村穂乃香
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