9月27日、エスコンフィールドにて谷内亮太選手の引退試合が開催。谷内選手は「7番・三塁」で先発出場すると、その後は1イニングずつ内野の全ポジションと、右翼の守備に就く。打っては、先制の適時打を放つ活躍を見せた。
試合後の引退セレモニーでは、谷内選手のこれまでの活躍を振り返る映像が大型ビジョンに映し出された後、松本剛選手らによる花束贈呈が行われた。
そして、谷内選手がファンの前で最後のあいさつを述べた。以下、引退セレモニーでのコメント全文。
「まずはじめに、このようなすばらしい場をつくってくださった球団関係者のみなさま、そして遅くまで残ってくださっているファンのみなさま、本当にありがとうございます。今シーズン限りで現役を引退します。
スワローズで6年間、ファイターズで5年間、合計11年間。自分でもここまで長くプレーするとは思っていませんでした。本当に運が良かったなと思います。そして、最後に引退試合やセレモニーまで行っていただけるなんて夢にも思っていませんでした。
改めて現役生活を振り返ると、感謝という言葉しか浮かんできませんでした。まず、スワローズやファイターズで僕に関わってくださった監督・コーチ・チームメイト、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
たくさんのすばらしい出会いやご縁に恵まれ、僕はここまでプレーすることができたと思います。本当にありがとうございます。
ファンのみなさん、最後まで応援してくださり、本当にありがとうございました。大した成績も残せず、中途半端な選手である僕にも、球場で大きな声援を送ってくださり、背中を押してもらいました。自分の実力以上のプレーが何度もできたのはファンのみなさまのおかげだと思っています。本当にありがとうございます。
そして、家族のみんな。正直、辛いときや苦しいときのほうが圧倒的に多かったプロ野球生活でしたが、みんなのおかげで最後まで前を向いて頑張ることができたと思います。試合前の「頑張ってね」と帰ってからの「お疲れ様」。こういう日常が、日々頑張る活力になりました。最後までエネルギーを与え続けてくれて本当にありがとう。
ファイターズはこれからもっともっと強くなるチームだと思っています。ファイターズファンのみなさん、これからも応援し続けてください。そして、選手みんなの背中を押してあげてください。チームが強くなるための手助けをしてください。よろしくお願いします。
最後に、僕はこの大好きな北海道で、大好きなファイターズで引退することができて本当にうれしいです。いろいろな方に支えられて、最後までやり切ることができました。幸せな野球人生でした。11年間、本当にありがとうございました!」
谷内選手のあいさつの後は、杉谷拳士氏、ロニー・ロドリゲス氏、つば九郎、山田哲人選手、宮本慎也氏、栗山英樹氏からのビデオメッセージが。さらには、慣れ親しんだ遊撃のポジションでの「ラスト守備」が行われ、スペシャルノッカー・宮本氏の打球を捌く。チームメイトによる胴上げで6回宙を舞った後、多くのファンが詰めかけた場内を一周し、セレモニーは幕を閉じた。
関連リンク
・試合詳細/動画
・【動画】谷内亮太が自らの花道を飾る先制打
・【9/27 結果】和田康士朗が同点機演出の三塁打&勝ち越し打
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