救援陣が圧巻の無失点リレー。千葉ロッテと北海道日本ハムは延長12回引き分け

パ・リーグ インサイト

2018.7.6(金) 22:40

北海道日本ハムファイターズ・アルシア選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・アルシア選手(C)PLM

7月6日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと北海道日本ハムの一戦は、延長12回までもつれた熱戦の末、1対1の引き分けに終わった。

試合序盤は、両先発が圧巻の投球を見せた。千葉ロッテ・涌井投手は、初回に安打を浴びて以降は1人の走者も許さず、北海道日本ハム・マルティネス投手も同じく好投。3回を終えて0対0と、試合は投手戦の模様を呈した。

4回も両チーム無得点に終わって迎えた5回表、北海道日本ハムが均衡を破る。1死から打席に立った5番・アルシア選手が、涌井投手の変化球を捉えて先制の7号ソロ弾。まずは北海道日本ハムが1点のリードを奪った。

援護をもらった北海道日本ハム・マルティネス投手は、6回裏、千葉ロッテ打線から3者連続三振を奪う。さらに7回裏も3者凡退に抑え、打者13人を連続で打ち取る快投を披露。1対0と北海道日本ハムリードのまま、試合は終盤へと進んだ。

8回裏、千葉ロッテ打線が反撃に出る。先頭の井上選手が敵失で出塁すると、犠打で2死2塁となり、ここで8番・田村選手が涌井投手を救う値千金の同点適時三塁打。最終回を前に、頼れる女房役の一打で千葉ロッテが試合を振り出しに戻した。

同点となって以降は、両チームの投手陣が奮闘した。涌井投手が9回、マルティネス投手が8回をともに100球以上を費やしながら1失点で投げ抜き、勝負は9回で決せず。そのまま延長戦に突入していったが、10回、11回も両中継ぎ陣が相手打線の反撃を許さない。1対1の同点のまま、試合はこう着状態に陥った。

12回表、南投手が北海道日本ハム打線を3者連続三振に仕留め、千葉ロッテはひとまず負けは逃れる。そして最後の12回裏、北海道日本ハム・井口投手の前にサヨナラの走者を出した千葉ロッテだったが、岡田選手が犠打失敗で併殺に倒れてゲームセット。延長12回までもつれた千葉ロッテと北海道日本ハムの4時間を超える熱戦は、1対1の引き分けに終わった。

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