5月9日、NPB公式サイトで3、4月度の「日本生命月間MVP賞」受賞選手を発表。2017年の最初の受賞は、オリックスの好調を支える投打の軸の2人が選出され、「選んでいただいてうれしい」と喜びを口にした。パ・リーグの受賞選手は以下の通り。
【投手】
金子千尋投手(自身7度目)
5試合4勝0敗 37回、完投2、完封1、23奪三振、自責点7、防御率1.70
2008年に自身初の2桁勝利を挙げると、その後は4年連続で2桁勝利を続けるなどエースとして活躍。2014年には16勝5敗、199奪三振、防御率1.98の活躍でMVP、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振、沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。しかし、2015、2016年はともに7勝止まり。チームもエースの不調が影響し、低迷する結果となった。
復活を期して臨んだ今季(3、4月)は、ここまで5試合に登板し4勝0敗、防御率1.70と堂々たる投球内容。文句なしの成績で2014年9月度以来、自身3年ぶり、7度目の受賞となった。
【野手】
T-岡田選手(自身2度目)
23試合 27安打 7本塁打 15打点 打率.351
2010年に本塁打王のタイトルを獲得して以降、打撃の主要タイトルからは遠ざかっていたT-岡田選手。しかし、今季は4月終了時までに7本塁打、打率.351のハイアベレージを残すなど、シーズン開幕から絶好調。ここまでの好調のチームを牽引する活躍を見せた。
2010年7月度以来、7年ぶり自身2度目となる月間MVPを獲得したT-岡田選手は「これを自信にしながら、もっともっとレベルアップできるように1試合1試合を全力で、勝ちに貢献できるようにしっかりやっていきたいと思います」と意気込んだ。
今回の投手、打者の同時受賞(10度目、リーグ最多)でオリックスの月間MVP受賞回数は71度に。埼玉西武と北海道日本ハムの70度を抜いてリーグ最多の受賞回数となった。現在は福岡ソフトバンクに2位の座を譲り、4ゲーム差で首位・楽天を追走するオリックス。月間MVPを受賞した金子千尋投手、T-岡田選手を中心に1996年以来の優勝を手にすることができるか。
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