8月23日、ベルーナドームで行われた埼玉西武とオリックスの第19回戦は、3対0でオリックスが勝利した。
オリックスは、山本由伸投手が先発。初回を3人で終えると、2死1、2塁のピンチを招いた3回裏も無失点で切り抜ける。以降も相手打線を翻ろうし、スコアボードにゼロを並べた。
一方の打線は2回表、押し出し四球で1点を先取する。続く3回表にも1死2、3塁と追加点のチャンスをつくったが、相手先発・今井達也投手の前に連続三振に倒れた。6回表にも無死1、3塁としたが、得点につなげることができない。
しかし7回表、ついに相手投手陣を捉える。代わった佐藤隼輔投手から森友哉選手が二塁打で好機を演出すると、頓宮裕真選手が適時打で続き、貴重な追加点を挙げた。7回裏、山本投手がこの試合で初めて三塁へと進まれたものの、落ち着いて後続を打ち取る。
9回表には森選手の犠飛で点差を3点に広げ、平野佳寿投手が9回裏のマウンドへ。1死から連打を浴びたが、本塁は踏ませず3対0で試合終了。7回無失点と好投した山本投手が今季12勝目、チームは4連勝とした。
埼玉西武は、今井投手が6回1失点。5四球を与えるなどコントロールに苦しむ場面もあり、4敗目を喫した。なお、8回にはクリスキー投手が来日初登板。1イニングを3者凡退に抑える上々のデビューを飾っている。
123456789 計
オ 010000101 3
西 000000000 0
オ ○山本由伸-山岡泰輔-S平野佳寿
西 ●今井達也-佐藤隼輔-水上由伸-クリスキー-青山美夏人
文・吉村穂乃香
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