【試合戦評】投打で圧倒した福岡ソフトバンクが4カード連続勝ち越し。寺原投手は先発として621日ぶりの白星

パ・リーグ インサイト

2017.5.7(日) 00:00

昨日の試合で福岡ソフトバンクから今季初勝利を挙げ、チームの連敗も5で止めた千葉ロッテ。今日の先発は今季2勝目を目指す唐川投手がマウンドへ。ここまで1勝4敗ながら直近2試合では安定した投球を披露しており、今日の試合でも好投が期待される。対する、福岡ソフトバンクの先発は今季初勝利を狙う寺原投手。首位・楽天を追走するため、負けられないチームの勝利に貢献したい。

初回は両軍の先発投手が無失点に抑え、上々の立ち上がりを見せるが、迎えた2回表。先頭の内川選手が四球で出塁すると、続く主砲・デスパイネ選手が右翼席に飛び込む8号2ランを放ち、2点を先制する。さらに、2死から上林選手が3塁線を破る二塁打を放つと、高谷選手の左前適時打でさらに1点を追加。この回、計3点を奪い試合の主導権を握る。

3点を先制され、反撃を見せたい千葉ロッテだが、野手の正面を突く打球が続き、なかなか寺原投手を打ち崩すことができない。

追加点を奪いたい福岡ソフトバンクは4回表。先頭のデスパイネ選手の四球と松田選手の安打で1死1,2塁の好機を作ると、上林選手の当たりが敵失を誘い、ボールが外野に抜ける間に1点を追加。さらに、高谷選手の内野安打で満塁とすると、明石選手が右前への2点適時打を放ちこの回計3点を追加。リードを6点に広げ、試合を優位に進める。

福岡ソフトバンクの先発・寺原投手は変化球をコーナーに決め、打たせて取る丁寧な投球を披露。6回途中、福浦選手に適時打を浴びて2点目を失ったところで降板となるも、5回2/3、77球、被安打6、奪三振2、四死球1、失点2としっかりと試合を作り、救援陣にあとを託す。

7回表にも、内川選手の見事な2点適時二塁打が飛び出し、計8点を奪った福岡ソフトバンク。2番手以降の五十嵐投手、森投手、岩嵜投手が千葉ロッテ打線を寄せ付けず、敵地でカード勝ち越しを決めた。

福岡ソフトバンクは打つべき選手がしっかりと役割を果たし始めてから、チームの調子も上昇。これで4カード連続勝ち越しとなった。この調子を維持し、3.5ゲーム差で前を行く首位・楽天の座を狙いたい。一方、今日の敗戦で借金が13に膨らんだ千葉ロッテの次カードは宮城で行われる楽天戦。首位を走るチームをたたき、勢いをつけたい。

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