【試合戦評】投手リレーで福岡ソフトバンクの反撃を阻止。千葉ロッテが5月初勝利

パ・リーグ インサイト

2017.5.6(土) 00:00

昨日、工藤監督の誕生日を白星で飾り、連勝を5に伸ばした福岡ソフトバンク。6連勝を懸けた先発は攝津投手。今季2試合の登板はいずれも5回まで投げ切ることができていない。今日の試合では先発の役目を果たすことができるか。一方の千葉ロッテはスタメンに去年まで福岡ソフトバンクに在籍していた猪本選手を起用。古巣相手に存在感を示すことができるか。

初回はともに無得点に終わり、迎えた千葉ロッテの2回裏の攻撃。先頭打者の井口選手が二塁打で出塁し、攝津投手の野選と内野ゴロの間に1死2,3塁に。ここで打席に立った8番・田村選手が内角の変化球にうまくタイミングを合わせ、中前への2点適時打で2点を先制する。

さらに4回裏、先頭の猪本選手が3年ぶり安打、そして移籍後初安打となる二塁打を放ち、好機を生み出す。続く田村選手が犠打を決めるなど、1死1,3塁となり、1番・荻野選手がセーフティスクイズを敢行。貴重な追加点を挙げ、千葉ロッテが3対0と試合を優位に進める。

反撃したい福岡ソフトバンクは、直後の5回表に2死から3番・柳田選手が二塁打を放ち、続く4番・内川選手が適時打を放って1点を返す。しかし直後の5回裏に、千葉ロッテの4番・鈴木選手に右翼席への4号ソロを打たれてしまい、再び点差が3点となる。

二木投手が5回1失点の投球を見せ、千葉ロッテは6回から継投策に入る。6回は酒居投手、7回は有吉投手とルーキーコンビが揃って無失点に抑える好救援を見せ、4番手・大谷投手も無失点で続いて最終回の最後の守備に入る。

最終回は配置転換となった内投手がマウンドへ。2者連続三振を含む、無失点投球で今季初セーブを記録。昨日の悪夢を払しょくする見事な白星をつかみ取った。

千葉ロッテは今季の対福岡ソフトバンク戦の初勝利を挙げ、連敗を5で止めた。このままの勢いで明日も勝利し、7カードぶりの勝ち越しを決めたいところ。対する福岡ソフトバンクの連勝は5でストップ。明日の試合は寺原投手が登板予定となっている。自身の今季初勝利とカードの勝ち越しに期待がかかる。

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