千葉ロッテ、5年連続でファン投票選出なし オールスター出場が期待される選手は?

パ・リーグ インサイト 岩下雄太

2018.7.2(月) 12:28

千葉ロッテマリーンズ・ボルシンガー投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・ボルシンガー投手(C)PLM

5年連続でファン投票選出者なし

25日、「マイナビオールスターゲーム2018」のファン投票の結果が発表された。埼玉西武から12球団最多となる6人の選手が選出されたが、その一方でパ・リーグでは千葉ロッテからファン投票での選出者なしに終わった。これで千葉ロッテは、2014年から5年連続でファン投票によるオールスター出場者がいない状況だ。

6月28日に選手間投票が発表され、監督選抜は今日発表される予定だ。7月10日にはプラスワン投票の結果が発表されるが、そこで千葉ロッテからオールスター出場者が選出されるだろう。

2014年からの4年間の千葉ロッテのオールスター出場者を振り返ると、2014年は鈴木大地選手のみ。翌2015年は選手間投票で選抜された清田育宏選手、監督選抜で涌井秀章投手、クルーズ選手、角中勝也選手の4名。

開幕からチームが好調だった2016年は監督選抜で石川歩投手、涌井秀章投手、西野勇士投手、益田直也投手、田村龍弘選手、鈴木大地選手、角中勝也選手と、12球団最多タイの7人の選手が夢の球宴に出場した。

本拠地・ZOZOマリンスタジアムで開催となった昨年のオールスターは、監督選抜で二木康太投手、田村龍弘選手、鈴木大地選手の3名が選出された。

【千葉ロッテのオールスター出場者】
●2014年
内野手:鈴木大地

●2015年
投 手:涌井秀章
内野手:クルーズ
外野手:清田育宏 ☆、角中勝也

●2016年
投 手:石川歩、涌井秀章、西野勇士、益田直也
捕 手:田村龍弘
内野手:鈴木大地
外野手:角中勝也

●2017年
投 手:二木康太
捕 手:田村龍弘
内野手:鈴木大地

※☆は選手間投票

オールスター出場が期待される選手は?

今年のチーム状況を考えると、2016年の7名といかないまでも、千葉ロッテから多くの選手がオールスターに出場することが予想される。

投手ではリーグトップの10勝を挙げるボルシンガー投手、同2位タイの石川歩投手、リーグ3位タイの16HPをマークする松永昂大投手、リーグ2位の19セーブを挙げる守護神の内竜也投手が好調を維持しており、選手間投票、監督選抜、プラスファン投票のいずれかでオールスターに出場するのではないだろうか。

2年連続で出場している田村選手も、選抜される可能性が高い。捕手登録で規定打席に到達しているパ・リーグの選手は田村選手、近藤健介選手、森友哉選手の3人だが、森選手と近藤選手は捕手以外での出場が多い。田村選手は開幕から常に先発マスクを被り、捕手では12球団トップの71試合に出場している。

内野手では、開幕から全試合「3番・二塁」で先発出場を続ける中村奨吾選手、ルーキーの藤岡裕大選手の選出に期待がもてる。藤岡裕選手が主戦場にする遊撃手は、福岡ソフトバンクの今宮健太選手、楽天の茂木栄五郎選手といったライバルたちが故障や不振などで好結果を残せていない。ファン投票で選出されたトヨタ自動車の先輩・埼玉西武の源田壮亮選手とともに、オールスター出場という可能性も0ではないだろう。

外野手も毎年故障に泣かされていた荻野貴司選手が、千葉ロッテのリードオフマンに君臨し打率も3割を超えるアベレージを残している。他のポジションに比べてライバルは多いが、ぜひとも初出場を飾って欲しいところだ。

ファン投票、選手間投票でオールスターに出場する選手は千葉ロッテから現れなかったが、監督選抜、プラスワン投票で何人の選手が夢の球宴に出場するだろうか。

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パ・リーグ インサイト 岩下雄太

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