終盤までもつれた一戦は伏兵のサヨナラ弾で決着。埼玉西武が連敗を2で止め、首位をキープ

パ・リーグ インサイト

2018.7.1(日) 17:03

7月1日、メットライフドームで行われた埼玉西武と楽天の3連戦最終戦は、終盤までもつれる乱戦を埼玉西武が制し、同一カード3連敗を阻止した。

楽天は1回表、埼玉西武の先発・榎田投手から1死1,2塁の場面を作るも得点を奪えず。一方の埼玉西武も2回裏に迎えた無死1,2塁の好機を生かすことができず、3回まで両チーム無得点のまま試合は中盤へと進んでいく。

先に試合を動かしたのは楽天だった。4回表、先頭の5番・銀次選手が内野安打で出塁すると、続く6番・アマダ―選手がバックスクリーンへ10号2ランを運び2点を先制。アマダ―選手の2年連続2桁本塁打となる一発で、楽天が先手を奪う。

しかし4回裏、埼玉西武打線が楽天の先発・美馬投手を攻め立てる。3番・浅村選手の二塁打から1死1,3塁の好機を迎えると、6番・外崎選手の内野ゴロの間にまずは1点を返す。さらに7番・栗山選手が右中間に適時二塁打を運んで同点とすると、続く中村選手にも適時打が生まれて逆転に成功。スコアを3対2とし、埼玉西武がこの3連戦で初めてリードを奪った。

続く5回裏には、3番・浅村選手に6月23日以来となる16号ソロが飛び出し1点を加えた埼玉西武。さらに1点を返された直後の7回裏には4番・山川選手、7番・栗山選手に本塁打が出て、7対3とリードを4点に広げた。

一方食い下がる楽天は8回表に代打・枡田選手の1号2ランなどで3点を奪い、1点差に詰め寄って試合は9回の攻防へ。なおも攻勢を仕掛ける楽天は埼玉西武・カスティーヨ投手から四球と敵失で2死満塁の絶好機を作ると、7番・藤田選手が値千金の押し出し四球を選び7対7の同点となる。

このまま延長戦にもつれ込むかと思われた9回裏、2死から打席に入った木村選手が楽天の5番手・宋家豪投手の直球を捉えると、打球は一直線にバックスクリーンへ。5月5日以来となる2号ソロがサヨナラ弾となり、埼玉西武が激戦を制した。

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