5月4日・北海道日本ハム戦から9戦9勝、約2か月間負けなし
千葉ロッテのマイク・ボルシンガー投手が自身9連勝でリーグ1番乗りで10勝に到達した。30日、敵地ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦で先発すると、鷹打線を散発3安打、内野ゴロの間の1失点に封じる好投を見せた。打線も初回から3イニング連続得点で右腕を援護して千葉ロッテが快勝し、3位福岡ソフトバンクとの差を1ゲームに縮めた。
27日に第1子となる長男が誕生し、パパになったばかりのボルシンガーが圧巻の投球を見せた。しっかりと弾き返された安打は4回に柳田に許した左翼フェンス直撃の二塁打だけ。鷹打線にバッティングをさせず、6回に内野ゴロの間に与えた1点のみに封じ、7回115球、3安打1失点の好投だった。
打線が角中の適時打、3号2ランなどで3回までに5点を奪って右腕を援護して快勝。ボルシンガーはこれで2勝目をマークした5月4日の北海道日本ハム戦(札幌D)から9戦9勝。約2か月に渡って勝ちっ放し。今季12試合に先発して10勝1敗、10試合で6回自責点3以内のクオリティースタート(QS)を達成しており、驚異的な安定感を誇っている。
前日、千葉ロッテ内の炎上によってサヨナラ勝ちを収めていた福岡ソフトバンクだが、前夜の勢いはどこへやら。勝ち頭の先発石川が今季最短の4回9安打5失点でノックアウトされると、打線はボルシンガーの前に完全に沈黙。6回に長谷川勇の二ゴロの間に1点を奪うのがやっとだった。
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