因縁深き両チームの背番号11が初の投げ合い。好投手攻略のカギはパワフルな右打者にあり

パ・リーグ インサイト

2018.6.30(土) 09:31

東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)パーソル パ・リーグTV

6月30日、埼玉西武と楽天の3連戦2戦目がメットライフドームで行われる。29日の初戦では大量15得点に加え、先発・塩見投手が7回1失点と好投した楽天が、天敵・菊池投手から実に2年ぶりとなる白星を挙げた。上位チームからこれ以上引き離されたくない楽天、エースで初戦を落とした埼玉西武、ともに負けられない一戦の見どころを紹介していく。

【今季対戦成績】
埼玉西武→8勝2敗、楽天→2勝8敗

【埼玉西武】今井投手 2試合、1勝1敗 10回、8奪三振、5失点 防御率3.60
【楽天】岸投手 12試合、7勝1敗 93回、87奪三振、22失点 防御率1.94

埼玉西武の先発はプロ3試合目のマウンドとなる今井投手。前回登板の千葉ロッテ戦では、一発と降雨コールドに泣いてプロ初黒星を喫したが、150キロ超の速球を次々と投げ込んで潜在能力を見せ付けた。初対戦となる楽天打線を相手にどのような投球を見せるか。初勝利を挙げた本拠地・メットライフドームでの好投に期待だ。

埼玉西武打線では外崎選手に注目だ。29日の試合では、5回まで無安打と打ちあぐねた楽天の塩見投手から、一矢報いるソロを放った。これで2年連続の2桁本塁打に到達した外崎選手は、ここ5試合で8安打6打点と調子を上げて打率も3割に乗せている。難敵・岸投手に対してもその打棒を発揮できるか。

対する楽天の先発・岸投手は、ここまでリーグ唯一の防御率1点台と、抜群の安定感を発揮している。昨季はかつての本拠地であるメットライフドームで2戦2勝、防御率1.35と相性の良さを発揮したが、今季はこの試合が初の埼玉西武戦。4月17日以降負けなしの6連勝と好調を維持しているだけに、埼玉西武を相手に支配的な投球を見せ、チームを連勝に導きたい。

29日の試合では先発全員安打を含む21安打と打線が爆発した楽天。中でも今季初の猛打賞を記録したアマダー選手は、チームの大勝に大きく貢献した。30日の第2戦でも、本領を発揮しつつある大砲の、勝利を引き寄せる一打に期待したい。

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