残る野手は1人だけ 総力結集でサヨナラ勝ちのハム栗山監督「意味がある」

Full-Count 福谷佑介

2018.6.28(木) 15:37

北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督(C)Full-Count
北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督(C)Full-Count

2点ビハインドの9回に一気に3点を奪ってひっくり返す

北海道日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで、初の沖縄主催を2連勝で飾った。27日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた福岡ソフトバンク戦。2点ビハインドのまま9回を迎えたが、最終回に一挙に3得点。最後は大田のサヨナラ押し出し四球で、劇的な幕切れを迎えた。

2点ビハインドの9回。試合の流れは激流となって、福岡ソフトバンクのクローザー・森を飲み込んでいった。1死からアルシアが右中間スタンドへ6号ソロを放ち1点差。レアードは空振り三振に倒れて2死となったが、ドラマはここからだった。

横尾が左前安打を放つと、鶴岡が死球を食らって一、二塁に。ここで打席に立ったベテランの田中賢が粘って8球目を右前適時打とし、同点に追いついた。さらに続く西川が四球を選んで満塁とすると、大田も四球。大田には1球もストライクが入らず、サヨナラ押し出しとなった。

ベンチに残っていた野手は捕手の清水ただ1人。総力を結集して、試合を決めにかかった栗山英樹監督は試合後に「劇的だったですね。知っての通り、全部使い切ったのであそこで、同点に追いついて色々考えましたけど、出来ればあそこで決まってほしいと思ってやっていた。みんなが出ていった中で、みんなで勝ち切るというのは意味があると思う。こういう勝ち方を生かしていきたいと思います」と振り返っていた。

記事提供:Full-Count

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