昨日の試合では松本選手がプロ初本塁打を含む2本塁打を放つ活躍を見せるも、投手陣が粘りきれず、現在9連敗中の北海道日本ハム。今日の先発は、プロ初勝利を狙う村田投手。今日が誕生日の栗山監督に白星を届ける事はできるのか。対する福岡ソフトバンクの先発は、前回登板で7回3安打無失点の好投を見せた東浜投手。自身の投球で自らの連勝、チームのカード勝ち越しにつなげたいところだ。

福岡ソフトバンクの先発・東浜投手は、わずか11球で2奪三振を含む3者凡退に抑える順調な立ち上がりを披露。テンポの良い投球がその裏の打線の援護を呼び込む。

まずは1死から2番・今宮選手が今季初本塁打。「うまく引っ掛かってくれたという感じですね。昨日の勝ちの勢いのままいきたかったので打てて良かったです」と語った一発で先制に成功すると、続く3番・柳田選手は8球粘った末に四球で出塁。すぐさま盗塁を決めて1死2塁の好機を生み出すと、4番・内川選手の適時打で1点を追加。さらに1死1塁の場面で、5番・デスパイネ選手が左中間への2ラン。村田投手の立ち上がりを突き、福岡ソフトバンクが初回に4点のリードを握る。

十分な援護を得た東浜投手は、走者を出しながらも直球と変化球をうまく投げ分ける粘り強い投球で、6回まで6奪三振、無失点と好投を見せる。

中盤は両チーム無得点が続く。再び試合が動いたのは、7回表。ここまで東浜投手に無失点と抑えられていた北海道日本ハムは、2死から6番・レアード選手が内角低めの変化球をうまく捉え、5試合ぶりの一発となる左翼席への4号ソロ。ここまで沈黙を続けていた北海道日本ハム打線が、主砲の一撃で1点を返す。

先発・東浜投手が7回1失点と先発の役割を果たすと、その後は岩嵜投手、守護神・サファテ投手が北海道日本ハム打線を無失点に抑え、福岡ソフトバンクが2カードぶりの勝ち越し。3位・埼玉西武とのゲーム差を0.5に縮めた。