「重要な場面でヒラノは被打率.063」と高評価
現在、21試合連続無失点中で球団新人記録を更新しているダイヤモンドバックス平野佳寿投手。速球とスプリットのコンビネーションで対戦打者を斬り、2012年のプッツ&2008年のリオンが達成した球団記録の24試合連続無失点まで「3」試合と迫る。メジャー移籍1年目ながら驚異の活躍を続ける右腕に、米メディアも注目。オールスター選出を検討する価値のある救援8投手の1人として名前が上がった。
「オールスター出場を検討されるべき、人目に付かない8人のリリーフ投手」という特集記事を掲載したのは、米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトだ。長年メジャー取材を担当するジェリー・クラスニック記者は、投手はどうしても先発や守護神が選ばれやすい傾向を指摘。その上で「重要な場面で活躍し、救援投手の中では高いWAR値を記録する」8投手にスポットライトを当てた。
そこで同僚のアーチー・ブラッドリーと共に選ばれたのが平野だ。寸評では「重要な場面でヒラノは被打率.063の成績を残す。これはカブスのエドワーズJr.に続き、メジャー救援投手で2番目にいい成績だ。ブラッドリーとヒラノはアンドリュー・チェイフィンそしてT・J・マクファーランドと協力し、Dバックス救援陣の防御率をメジャー最高としている」と絶賛している。
今季ダイヤモンドバックス救援陣の防御率は2.50で、メジャー30球団最高を誇る。その中でも平野は「チームによくフィットし、打者の目を欺くフォーム、直球とスプリットのコンビネーションで脅威となっている」とした。
平野、ブラッドリー以外の6投手は、ジェレミー・ジェフレス(ブルワーズ)、アダム・オッタビーノ(ロッキーズ)、ダン・ウィンクラー(ブレーブス)、トニー・ワトソン(ジャイアンツ)、カイル・バラクロウ(マーリンズ)、セランソニー・ドミンゲス(フィリーズ)という面々。果たしてこの8投手の中からオールスターに選ばれる人物が現れるのか注目したい。
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