6月23日、楽天生命パークで行われる楽天と北海道日本ハムの3連戦2戦目。22日の試合では5時間を超す熱戦を、北海道日本ハムが西川選手の殊勲打でモノにした。首位・埼玉西武とのゲーム差を考えても負けられない北海道日本ハムと、連勝がストップした楽天。23日の一戦の見どころを紹介していこう。
【今季対戦成績】
楽天→3勝6敗、北海道日本ハム→6勝3敗
【楽天】岸投手 11試合、6勝1敗 85回、80奪三振、20失点 防御率1.91
【北海道日本ハム】高梨投手 11試合、4勝3敗 71.2回、50奪三振、29失点 防御率3.39
楽天の先発は、ここまでリーグトップの防御率を記録している岸投手。5月2日の北海道日本ハム戦で今季初完封を果たすと、その後も好調を維持している。いずれの登板でも6回以上を投げ切り、イニング途中での降板がないのも頼もしいところ。4月17日を最後に黒星を喫していない右腕が、チームを今カード初勝利へ導けるか。
打線の注目は、22日の試合で3安打3打点と大活躍した銀次選手だ。5番に座った銀次選手は6回裏に同点弾を放つと、続く7回には一時勝ち越しとなる貴重な適時打を放ち、勝負強さを見せ付けた。6月3日以来となる猛打賞を記録して復調気配を見せているヒットメーカーが、23日の試合でもチームを救う一打を放つことが出来るか。
対する北海道日本ハムは高梨投手が先発のマウンドに上がる。ここ2試合は勝ち星に恵まれない投球が続いているが、特筆したいのは楽天との相性だ。今季3試合、20.1回に登板し防御率1.77と抜群の安定感を誇っている。好相性の楽天を相手に、久々の勝利を狙いたい。
援護したい打線では、アルシア選手に注目。22日の試合では3試合ぶりとなる安打を適時打で飾ると、続く打席では打った瞬間それと分かる4号ソロを放って復調を印象付けた。西川選手や近藤選手など、上位打線が好調を維持している北海道日本ハム打線。下位に控えるアルシア選手が、貴重な役割を果たしそうだ。
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