【試合戦評】140キロ台後半の直球を武器に唐川投手が今季初勝利。チームの連敗を5で止める

パ・リーグ インサイト

2017.4.23(日) 00:00

昨日の試合では西投手の粘り強い投球と今季9度目の2桁安打で接戦を制したオリックス。今日の先発はプロ初勝利を狙う山岡投手。前回登板では好投したものの白星とはならなかったが、5連勝中のチームの流れに乗って勝利をつかみたい。対する千葉ロッテは現在5連敗中。今日の先発は今季初勝利を狙う唐川投手。チームの嫌な流れを本拠地で食い止めたい。

初回、両先発ともに走者を出しながらも粘り強い投球で無失点。続く2回は、唐川投手が3つのゴロを打たせ、山岡投手は2奪三振と、対照的な投球でいずれも3者凡退。安定した立ち上がりを披露する。

3回も唐川投手が無失点に抑えると、打線がその裏に奮起する。昨日の試合で複数安打を放った先頭の7番・ダフィー選手が二塁打を放つと、続く8番・吉田選手も安打で続いて無死1,2塁。この好機で9番・大嶺翔選手は併殺打を放つも、その間に3塁走者が生還し、千葉ロッテが1点を先制する。

1点のリードをもらった唐川投手は、140キロ台後半の直球と緩い変化球で緩急をつけ、打たせて取る投球で7回までオリックス打線を3安打無失点に抑える。対する山岡投手も1点を許しながらも要所を締める投球で追加点を与えず、中盤の3イニングスは両チームのスコアボードに0が並ぶ。

再び試合が動いたのは7回裏。3番・細谷選手がフルカウントからの高めの直球を捉えて三塁打を放つと、1死後に5番・鈴木選手が四球を選んで1死1,3塁。続く代打・香月選手が内野ゴロを放つも、その間に走者が生還し1点を追加。2対0と千葉ロッテがオリックスを突き放す。

リードを2点に広げ、最終回のマウンドには守護神・益田投手が上がる。益田投手は得点圏に走者を置くが、落ち着いて後続を断ち今季5セーブ目。先発・唐川投手は好調・オリックス打線を相手に8回103球、被安打4、奪三振4、与四死球2、無失点。2塁を踏ませない快投で今季初勝利を挙げ、チームの連敗も5で止めた。対するオリックス・山岡投手は8回94球を投げて被安打5、奪三振5、与四球2、2失点という内容で完投したものの、打線の援護がなくプロ初勝利はまたも次回以降に持ち越しとなった。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE