6月22日、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと埼玉西武のカード初戦が行われる。交流戦11勝7敗の千葉ロッテと、10勝8敗の埼玉西武。リーグ戦再開後の初戦は言うまでもなく重要なものとなる。貯金生活を維持したい千葉ロッテと、首位固めを果たしたい埼玉西武が激突する22日の試合の見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
千葉ロッテ→4勝5敗、埼玉西武→5勝4敗
【千葉ロッテ】涌井投手 12試合、4勝5敗 79.2回、55奪三振、40失点 防御率4.29
【埼玉西武】菊池投手 9試合、7勝0敗 63回、62奪三振、20失点 防御率2.86
千葉ロッテの先発はエースの涌井投手。今季は5月中旬まではさすがのピッチングを見せてチームを支えていたが、5月25日のオリックス戦で9失点(自責点8)を喫してからは不安定な投球が続いている。悩めるエースにとって、今回は正念場のマウンドとなりそうだ。
打線では角中選手に注目だ。あるときはポイントゲッターとして、またあるときはチャンスメーカーとしてチームをけん引する打撃職人は、リーグ再開初戦となるこの試合でも好調を持続させ、リーグ屈指の好投手を相手に快音を響かせることができるだろうか。
対する埼玉西武も、同じくエースの菊池投手を先発のマウンドに送り込む。今季序盤は故障の影響もあってか、昨季ほど支配的な投球は見せられていなかったが、その故障からの復帰後は3試合で21イニングスを投げて失点はわずかに2と、本来の姿を取り戻しつつある。
今季は1度も敗戦投手になっていない絶対的エースは、4月20日の登板では8回5失点と打ち込まれた千葉ロッテを相手に、リベンジを果たすことができるだろうか。
打線では秋山選手に注目だ。2年連続となる首位打者獲得に向けて、リーグ戦再開後もその歩みを止めることなく安打を積み重ねることができるか。まずは首位固めのためにも取っておきたいカード初戦で、リードオフマンとしての役割をきっちり果たしたいところだ。
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