6月17日、メットライフドームで行われた埼玉西武と中日のカード最終戦。埼玉西武は先発の榎田投手が4回途中5失点と試合を作れず。投手陣全体では15安打11失点を喫し、打線も10安打3得点と著しくつながりを欠き、3対11で中日に大敗した。
この試合、中日の先発はかつて獅子のエースとして君臨した松坂投手と発表されていたが、試合前に急きょ藤嶋投手に変更された。「平成の怪物」との投げ合いが流れてしまった埼玉西武の先発・榎田投手は、代わって高卒2年目右腕を相手にすることとなったが、初回から乱調。初回に2点の先制を許し、3回表には押し出し四球と犠飛、適時打で3失点を喫する。
榎田投手は4回表も続投したものの、1死から四球で走者を出したところで交代を告げられ、2番手の南川投手にマウンドを託す。しかし、南川投手も中日のビシエド選手に場外3ランを浴びるなどして、さらに4失点。榎田投手は4回途中4安打4四球5失点、南川投手は0.2回で5安打4失点という散々な結果で、埼玉西武は序盤から9点を追う苦しい展開となった。
打線は初回、藤嶋投手から連打で無死1,2塁のチャンスを作るも、クリーンナップが3者連続三振に倒れる。4回裏、森選手が2ランをかっ飛ばしたが、2対9の大量点差は埋め難く、試合は中日ペースで進んでいった。
7回裏、浅村選手が14号ソロを放って意地を見せるも、直後の8回表に4番手の小石投手が、ビシエド選手から2発目を被弾。3対11と、試合終盤で再びリードを広げられる。
8点ビハインドの9回裏、埼玉西武打線は2四球で好機を迎えたが、4番・山川選手が投ゴロに倒れて試合終了。埼玉西武と中日のカード最終戦は、11対3で中日が大勝した。敗れた埼玉西武は、序盤に手放した試合の流れを最後まで取り戻すことができず。同一カード3連勝はならなかった。
記事提供: