2023年のプロ野球シーズン開幕と共に、北海道日本ハムファイターズの 新しいホームグラウンド「ES CON FIELD HOKKAIDO(以下エスコンフィールド)」もついに開業。球団公式チアチーム「ファイターズガール」も新体制での活動が本格始動した。
今季は、昨年一大ブームを巻き起こした「きつねダンス」を含むさまざまなダンスパフォーマンスをはじめ、スタジアムツアーのガイド役や球場使用楽曲のボーカルを担当するなど活躍の場を広げ、多方面でエスコンフィールドを盛り上げている。
今回はそんなファイターズガールがレッスンを行うダンススタジオに潜入。よりよいパフォーマンスを届けるため汗を流すメンバーたちの様子をお伝えする。
開幕後も、週に2回ほどレッスンをしているというファイターズガール。この日は球場やイベントで踊るダンスのほかに、技術向上を目的としたダンスの基礎的な動きのレッスンや、呼吸法や発声練習を含むMCのレッスンも行われた。
レッスン開始から終了まで、感染対策としてマスクはつけっぱなし。マスクをつけながらも苦しそうな様子もなく踊っているので、キャプテンの辻菜穂子(つじ・なほこ)さんに「キツくないですか?」とおもわず話かけると「もう慣れました!」と笑顔で回答してくれた。
今季からキャプテンを務める辻さんは、行動でメンバーを引っ張っていく姿がとても印象的だった。先生からチーム全体へのアドバイスがあるときは「はい」としっかりと返答し、何事も率先して行動。細かなことにも気を配りながら、自らもレッスンを受けるのは簡単なことではない。
「みんなのお手本にならなきゃいけない、という意識はキャプテンになってからより一層強くなりました。私の行動を見て 『自分もやらなきゃ』と思ってもらえるよう、積極的に動くようにしています」と、胸の内を語ってくれた。
筆者はレッスン取材の前に、エスコンフィールドのスタジアムツアーに参加。そこでツアーガイドをしてくれたのは、在籍4年目の日戸琴音(ひのと・ことね)さんだった。ツアーガイド中はグラウンドで躍動する姿とはまた違う、落ち着いた身のこなしがとてもすてきな日戸さんだったが、レッスンが始まりダンスを踊ると、また違う表情を見せるのが印象的だった。
ファイターズガールのダンス指導・振り付けを担当する、松田佳月さんは「自分の中でイメージをもって、考えながら踊ってほしい。ただ単に上手いだけではない、気持ちを込めながら踊ることができるダンサーになってもらいたい」という思いでメンバーたちを指導しているという。
それを受けた日戸さんも「ダンスは曲によって違う表情や雰囲気を変えられるよう意識しています」と話し、メンバー全員その意識を持ちながら踊っているのがレッスン中にも伝わってきた。
またツアーガイドについては、
「今までファンの皆さんと直接お話することがなかったので、近くで接する機会ができて本当にうれしく思っています。私はツアーガイドとして皆さんをご案内しますが、ファンの皆さんからもお話をたくさんしてもらえたらうれしいです」と、話してくれた。
エスコンフィールドに観戦に行く際は、スタジアムツアーにもぜひご参加を。
シーズンが開幕すると、エスコンフィールドでの活動をはじめイベントやメディア出演などさまざまな活動を行いながらレッスンも受けるため、シーズン終了までは体力勝負。在籍6年目となる滝谷美夢(たきや・みゆ)さんに、多忙な日々を乗り切る癒しアイテムを聞くと
「くまのプーさんが好きで、ベッドに10体ほどあるぬいぐるみに癒されています。食べものはお米とさつまいもが好きで、何かを頑張った時にはご褒美として食べています」と教えてくれた。
今季も注目を集めるファイターズガール。球場移転に伴い一新されたパフォーマンスや、メンバーひとりひとりの活躍にこれからも注目していきたい。
取材・文 池田紗里
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