初回にニゴロで奪った1点を守り切る、巨人田口は好投も完投負け
千葉ロッテは16日、巨人に1-0で勝利。先発のボルシンガーが9回4安打無失点7奪三振2四球と快投し、来日初完封勝利でリーグトップに並ぶ8勝目(1敗)を挙げた。初回に中村のニゴロの間に奪った先制点を最後まで守り切る“スミ1勝利"。チームの連敗を2で止めた。
ボルシンガーは初回、先頭の坂本勇にセンター前ヒットを許すと、田中俊の遊ゴロは藤岡裕の野選でオールセーフとなり無死一、二塁に。いきなりピンチを背負ったが、陽岱鋼は空振り三振、岡本は右飛、阿部は見逃し三振。無失点で切り抜けた。
すると、千葉ロッテはその裏に荻野の二塁打、藤岡裕の犠打で1死三塁として、中村のニゴロの間に1点を先制した。
2回、ボルシンガーは1死から長野のヒットなどで2死一、二塁とされるも、坂本勇は三ゴロ。すると、3回からは4イニング連続3者凡退。2回2死から14打者連続アウトと抜群の安定感を見せる。7回は1死から亀井にセンター前ヒットを許すも、長野は遊ゴロ併殺打。得点を許さない。
8回も1死から代打・宇佐見に四球を与えたが、坂本勇は空振り三振、田中俊はニゴロ。9回も抑えて、来日初完投初完封勝利を飾った。自身7連勝で規定投球回にも到達し、防御率2.06はリーグ2位に入った。
巨人は先発・田口が8回6安打1失点5奪三振2四球の好投も、打線の援護なく完投負けとなった。
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