6月16日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東京ヤクルトのカード2戦目。1点を争うゲームとなったこの試合は、最後の最後までどちらに転ぶか分からない展開となった。
3回に先制を許すも、直後の攻撃ですぐさま反撃。2死から近藤選手が山中選手の投じた106キロの変化球を強振し、打球はそのまま右翼席にスタンドイン。「スライダーです。良い感じに体が反応してくれましたね。点を取られたあとだったので、すぐに取り返すことができて良かった」と満足気に語った一発で試合を振り出しに戻す。
4回途中に村田投手が打球直撃によるアクシデントで降板し、2番手・井口投手がマウンドへ。緊急登板の影響を感じさせず、燕打線を封じ続けていく。その後、3番手・石川直投手、4番手・宮西投手、5番手・トンキン投手も無失点に抑えると、8回裏に7番・横尾選手が豪快にバックスクリーンへ勝ち越し弾を叩き込む。
終盤に大きな大きな1点が刻まれると、9回表に新守護神・有原投手がピンチを背負ったものの、後続を封じて逃げ切り勝ち。交流戦首位の東京ヤクルトを相手に連勝を飾った。
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