3月31日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第1回戦は、4対0で福岡ソフトバンクが勝利した。

　福岡ソフトバンクの先発・大関友久投手は、持ち味の力強い直球と鋭い変化球を武器に千葉ロッテ打線を翻ろう。立ち上がりから5回まで7三振を奪い、走者を許さない完璧な投球を披露する。

　好投する大関投手を援護したい打線は、序盤から好機をつくりながらも、相手先発・小島和哉投手を打ち崩せない展開が続く。しかし6回裏、安打と四球で無死1、2塁のチャンスを得ると、4番・栗原陵矢選手がライトスタンドへの1号3ランを放ち、3点の先制に成功した。

　大関投手は6回表に初安打を許して完全投球は途切れるも、7回表に無死1、2塁からのピンチを無失点で切り抜けて降板。すると、直後の7回裏には1死2塁から牧原大成選手に適時打が生まれ、さらにリードを広げていく。

　8回表は松本裕樹投手が1死1、2塁のピンチを招きながらも、無失点リリーフ。最終9回表はオスナ投手が締めて、4対0で試合終了。

　勝利した福岡ソフトバンクは7年連続となる開幕戦白星。先発の大関投手は7回96球2安打2四球7奪三振の好投で自身初の大役を務め上げた。打線では牧原大選手、栗原選手が2安打の活躍。今季からチームに加入した近藤健介選手も移籍後初安打をマークした。

　一方、敗れた千葉ロッテは先発の小島投手が5.1回97球4安打3四球4奪三振3失点で今季1敗目。中盤まで無失点に抑える粘りの投球を見せるも、一発に泣いた。打線も散発5安打に終わり、小島投手を援護できなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ０００００００００ ０
ソ ０００００３１０Ｘ ４

ロ ●小島和哉-中森俊介-カスティーヨ-坂本光士郎
ソ ○大関友久-松本裕樹-オスナ

文・和田信

関連リンク

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