オリックスが横浜DeNAに快勝し今季最多の4連勝。交流戦2位につけるチームは、首位を走る東京ヤクルトにゲーム差を1とした。
まさに“東西対決"となった一戦。横浜DeNA先発の東投手を、初回からオリックス打線が攻めた。1死1塁、ロメロ選手の中堅への適時三塁打で先制すると、吉田正選手の中犠飛。さらに5番・中島選手が左中間に今季1号ソロを突き刺した。この回、7番・T-岡田選手にも適時打が出て一挙4得点。6回には3者連続適時打が飛び出して3得点。好調のチーム状態はこの日も健在だった。
先発の西投手は8回2失点で4勝目。8安打を打たれたものの打線をつなげさせず、大量援護にも後押しされ、無四球12奪三振と先発の役目を果たした。「8回に球数が増えて、完投できなかった。チームで完投を誰もできていないので、何とか引っ張っていきたい」と、今後に向け、お立ち台で気合いをみなぎらせた。
12日からセ・リーグ首位チームの広島を相手に3連勝。福岡ソフトバンクを抜き、リーグ3位に浮上した。この日、西投手とともにお立ち台へ上がったロメロ選手が「チームが勝っているとみんな自信に満ち溢れてくる」と、ナインの好調ぶりを語った通り、打率.310の吉田正選手を中心に、打線が機能している。今季から北海道日本ハムより加入した守護神の増井投手は18セーブとリーグトップを独走。交流戦前は、埼玉西武、北海道日本ハム、福岡ソフトバンクの3強の様相だったが、そこにオリックスが割って入ってきた。
混とんとしてきた交流戦の最高勝率争い。オリックスが制覇となれば、2010年以来8年ぶりだ。オリックス以下埼玉西武、福岡ソフトバンク、北海道日本ハム、千葉ロッテとパ・リーグ球団がひしめき合い、リーグ戦再開以降に向けても、ひとつでも多くの勝利を重ねることが重要となる。
記事提供: