涌井の防御率は4.29まで上昇
千葉ロッテの涌井秀章投手が菅野とのエース対決に敗れた。15日の巨人戦(ZOZOマリン)にチームは0-5で菅野に完封負けを喫した。
先発した涌井は7回107球9安打5失点と踏ん張ることができなかった。2年前の対決では、涌井に軍配があがったが、この日は甘く入ったボールを痛打された。
初回1死二塁の場面で陽岱鋼には139キロのスライダーを左前に弾き返され先制点を献上。3回には再び陽岱鋼に1死一塁から初球の変化球を右翼へ運ばれ序盤で3点を失った。
球界を代表するエース・菅野との投げ合いでは避けなければならない早い回での失点。だが、続く4回にも1死二、三塁のピンチで坂本に3打席連続安打となる中前2点タイムリーを浴び勝負は決した。
「今日は5点ぐらいとって。ワク(涌井)は投げてくれますから」と試合前に井口監督は語っていたが、逆に涌井が5点を献上する展開。5月25日のオリックス戦で9失点を筆頭に、防御率も4.29と本来の姿を取り戻せていない右腕に「相手がエースで追いつけなければこういう展開になる」と指揮官もお手上げだった。
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