6月15日、メットライフドームで行われた埼玉西武対中日の交流戦第1回戦。浅村選手の適時二塁打で終盤に追い付くと、最後は山川選手がサヨナラ打。埼玉西武が延長戦を制した。

埼玉西武・菊池投手、中日・笠原投手の左腕対決は、3回まで両軍無得点と静かな立ち上がり。試合が動いたのは4回表。菊池投手は連打で無死2,3塁のピンチを招き、後続を打ち取ったものの内野ゴロの間に3塁走者が生還。中日に1点を先制されてしまう。

5回を終えて笠原投手の前に無安打の埼玉西武打線。6回裏、先頭の秋山選手がチーム初安打を放つも無得点に終わり、7回裏も先頭の外崎選手が安打と盗塁で2死2塁と好機を作るが、これも生かせず。打線の援護を待ちながら辛抱強く投げていた菊池投手は、8回表に木下拓選手に1号ソロを被弾。中日に貴重な追加点を与えてしまった。

ところが、このままずるずると行かないのが獅子打線。中日が継投に入った8回裏、金子侑選手と源田選手の安打で1死1,2塁とすると、浅村選手が2点適時二塁打。試合終盤に2対2の同点に追い付く。

試合は延長戦に突入し、迎えた10回裏、埼玉西武は先頭の秋山選手が二塁打で出塁する。源田選手は打ち取られ、浅村選手は敬遠されて1死1,2塁。ここで山川選手が内角への151キロの速球を器用に打ち上げると、左翼手の頭を越える適時二塁打に。4番の意地の一打で埼玉西武が3対2のサヨナラ勝利を収めた。