ヤフオクドームで行われる、福岡ソフトバンクと広島のカード初戦。14日の試合で敗れて巨人との3連戦を負け越す形となった福岡ソフトバンクと、オリックスとの3連戦で3連敗を喫した広島。昨季は最後のカードで交流戦優勝を争った両チームだが、ともに状態は下降線だ。福岡ソフトバンクにとっては交流戦4連覇を果たすために負けられない一戦、15日の試合の見どころを確認していきたい。
【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝1敗、広島→1勝2敗
【福岡ソフトバンク】千賀投手 7試合、4勝2敗 41.1回、47奪三振、15失点 防御率3.27
【広島】大瀬良投手 11試合、9勝2敗 75.2回、67奪三振、22失点 防御率2.26
カード初戦の先発マウンドを託されたのは千賀投手だ。前回登板となった6月8日の中日戦では4回5失点と試合を作れず、今季2敗目を喫している。自身も故障離脱がありながら緊急事態となっている投手陣を支えている右腕は、苦しい内容となった前回登板を払しょくするような投球を見せ、今季5勝目をなる白星を手にできるだろうか。
打線では松田選手に注目だ。今季は開幕から低打率にあえいでいるが、14日の試合では2回に逆転2ランを放ち、第2打席でもライトへあともう少しでという大ファウルを飛ばして存在感を見せている。自らの役割が一定しない中、14日の試合では打順を7番まで落としていたが、チームも自身も波に乗り切れない中で飛び出した意地の一発をきっかけとできるか。チームを引っ張る役割が求められる大砲の復調は、チームの浮上に向けて欠かせないと要素となってくるはずだ。
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