逆転負けで連勝ストップ。またしても渡邉啓太のプロ初勝利はお預けで、再び借金生活に

パ・リーグ インサイト

2018.6.14(木) 22:51

千葉ロッテマリーンズ・渡邉啓太投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・渡邉啓太投手(C)PLM

13日の試合で3連勝とし、借金を完済した千葉ロッテ。先発はプロ初勝利を目指して5試合目の登板となった渡邉投手であったが、この試合でも勝ち投手の権利を得ながら勝利ならず。試合は11回表に横浜DeNAに勝ち越しを許し、千葉ロッテの連勝は3で止まった。

試合が動いたのは2回裏、真っ赤に染まった右翼席は大盛り上がりだった。「ALL for CHIBA習志野デー」と銘打たれたこの試合。習志野市出身の福浦選手に1死2,3塁の好機で打席が回ってきたからだ。習志野高校吹奏楽部によるチャンステーマの中での打席だったが、福浦選手は低めの変化球に空振り三振。しかし、その後、9番・田村選手の打席で相手のバッテリーエラーにより千葉ロッテが先制した。

わずかながら援護を受けた渡邉投手は5回表に無死満塁の大きなピンチを迎えたが、堂々たる投球を見せ無失点で切り抜けた。横浜DeNA打線を5回無失点に抑え、5回78球、被安打6、1奪三振、無四球という投球内容でプロ初勝利の権利を得てマウンドを後続に譲った。

千葉ロッテはこの1点を守りきり好投するルーキーにプロ初勝利をプレゼントしたいところだったが、7回表に横浜DeNA打線に捕まってしまう。代打で登場した山下選手に同点適時打を浴び、スコアは1対1の同点に。渡邉投手のプロ初勝利はまたしてもお預けとなった。

そして1対1のまま延長戦に突入し、同点で迎えた11回表。7番手として登板した田中靖投手が相手打線に捕まり、3点を献上。試合はそのまま終了し、千葉ロッテは1対4で敗戦した。

千葉ロッテはこれで連勝が3でストップ。13日に勝率を5割に戻したばかりだったが、1日で再び借金生活となった。15日からは巨人との3連戦となる。昨年は東京ドームで0勝3敗と一つも勝てなかったが、今季はリベンジを果たせるか。

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