大谷翔平選手の投打にわたる活躍、中継ぎ陣の好投、そして終盤の猛攻により、白星発進したWBC日本代表。韓国との第2戦も打線が爆発し、13対4で大勝した。
先発のダルビッシュ有投手は、3回表に適時打と2ランで3点の先制を許したが、その直後に打線が反撃する。ヌートバー選手、近藤健介選手の2者連続適時打で1点差に迫ると、1死満塁の好機で吉田正尚選手が2点適時打を放ち、逆転に成功した。
5回以降も、近藤選手のソロ本塁打や大谷翔平選手、吉田選手の適時打などで得点を積み重ね、計13安打13得点。2安打1本塁打3打点の活躍を見せた近藤選手は、「つなぎという意味でいい仕事ができたのかなと思います。チャンスで回ってくることが多いですし、後ろに(大谷)翔平やいいバッターたちが控えているので、打線が円滑に回るように心掛けています」と語った。
一方の投手陣も、4回から登板した今永昇太投手が3イニングを1失点にまとめ、以降は宇田川優希投手、松井裕樹投手、高橋宏斗投手がそれぞれ3者凡退に抑えた。
壮行・強化試合ではボールを操ることに苦戦しながらも、本戦で頼もしい投球を披露した中継ぎ陣に対し、ダルビッシュ有投手も「(WBC球に)苦しんでいたといってもみなさんトッププロなので、しっかりアジャストしているなと。プロフェッショナルだなと思いました」と称賛している。
2連勝を飾った日本は、11日の19時からチェコと対戦。先発マウンドには佐々木朗希投手が上がる予定だ。
文・高橋優奈
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