2月下旬から3月上旬にかけて行われたWBC日本代表の練習試合。決戦の舞台に向けた最終調整となった計6試合を、1試合ずつ簡単に振り返ろう。
カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎
2月25日(土)対福岡ソフトバンク:8対4○
「7番・一塁手」で出場した岡本和真選手が2安打3打点の活躍を見せた。本職ではない一塁手としての出場も、その影響は感じさせず。巨人の4番が、侍ジャパンでも勝負強さを発揮した。
2月26日(日)対福岡ソフトバンク:4対2○
前試合で2安打を放った近藤健介選手が、今試合でも3打席2安打1四球の活躍。先発・山本由伸投手は失策が絡んで3回2安打1四球2失点も、後を受けた高橋奎二投手、松井裕樹投手、湯浅京己投手、大勢投手、栗林良吏投手は、計7イニングを無失点でつないだ。
カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋
3月3日(金)対中日:2対7●
戸郷翔征投手が2失点、松井裕樹投手が4失点を喫し、打線も6安打2得点と援護できず、初黒星。先発の今永昇太投手は、3回3安打7奪三振1失点の力投でWBC前最終登板を終えた。野手では牧秀悟選手が4回裏に得点につながる安打、8回裏には適時二塁打と、打線を引っ張った。
3月4日(土)対中日:4対1○
先発の佐々木朗希投手は、球速165km/hを記録するなど、3回1安打2四球3奪三振無失点の好投で降板。前回登板した25日に続き圧巻の投球で、順調な仕上がりを見せた。打線では、岡本選手にホームランが生まれている。
2023 WBC 強化試合
3月6日(月)対阪神:8対1○
「3番・指名打者」で出場した大谷翔平選手が、2打席連続3ランを放った。1本目は体制を崩されながらも、片手でバックスクリーンに持っていく衝撃の一発。2本目は高めの球を完璧に捉えた。
また、「1番・中堅手」で出場したヌートバー選手も3打数2安打1打点の活躍。メジャーリーガーが存在感を示した。
3月7日:対オリックス:9対1○
WBC前最後の強化試合は、まだ一発がなかった村上宗隆選手、山川穂高選手が本塁打を放ち、不安を払拭。吉田正尚選手も3安打4打点をマークするなど、打線の厚みを再確認できた。
文・鈴木優菜
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