交流戦首位攻防戦は東京ヤクルトに軍配。埼玉西武の中継ぎ陣が逆転負けを許す

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2018.6.14(木) 21:16

埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM

6月14日、1勝1敗で迎えた交流戦首位攻防戦、第3戦。序盤は埼玉西武がペースを握るも、東京ヤクルトが終盤に埼玉西武の中継ぎ陣を攻めて、逆転勝利。今カードは東京ヤクルトが2勝1敗と勝ち越し、交流戦首位の座を守った。

初回先頭打者ランニングホームランで、交流戦首位を懸けた一戦は幕開けた。1回表、1番・青木選手が、埼玉西武の先発・十亀投手の4球目を打ち上げて、ふらふらと上がった打球は何でもないフライになるかと思われた。

しかし、一度捕球体勢に入った埼玉西武の中堅手・秋山選手がボールを見失う。打球が後方のフェンスまで転がる間に、打った青木選手はダイヤモンドを一周。十亀投手は不運な形で先制点を許した。

ただその裏、埼玉西武は3番・浅村選手の同点適時打ですぐさま試合を振り出しに戻す。3回表に勝ち越しを許すが、またもその裏、浅村選手が2度目の同点打。スコアは2対2となり、試合はシーソーゲームの様相を呈する。

埼玉西武は4回裏、1番・秋山選手が初回の守備のミスを帳消しにする中前適時打を放って、勝ち越しに成功。6回裏には5番・外崎選手の2試合連続となる8号ソロで追加点を挙げ、7回表には金子侑選手がブルペンのフェンスによじ登って捕球するファインプレーで魅せ、4対2と着実にリードを広げていった。

しかし試合終盤、埼玉西武投手陣がリードを守れず。8回表、3連打を浴びて土壇場で同点に追い付かれると、9回表には守護神・増田投手が勝ち越しを許してしまう。その裏は打線が東京ヤクルトの守護神・石山投手を打ち崩せず、そのまま逆転負けを喫した。

埼玉西武と東京ヤクルトの交流戦最終戦は、6対4で東京ヤクルトが勝利を収めた。敗れた埼玉西武は、打線が2桁安打を記録したが、この試合でもここ最近の不安要素である中継ぎ陣が苦しみ、序盤のリードを守り切れないという結果に終わってしまった。

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