岸孝之が8回無失点の快投。楽天が完封勝利でカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2018.6.14(木) 21:02

東北楽天ゴールデンイーグルス・ディクソン選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・ディクソン選手(C)PLM

6月14日、1勝1敗で迎えた楽天と中日のカード最終戦。楽天・岸投手と、中日・吉見投手による投手戦の末、堅実に加点した楽天が4対0で勝利し、今カードの勝ち越しを決めた。

1回裏、楽天は中日の先発・吉見投手に簡単に2死とされるが、3番・島内選手が安打と盗塁を決め、1人でチャンスメーク。そして続くディクソン選手が「まずは自分の仕事ができて良かったです」とのコメント通り、来日初の4番起用に応える適時打を放って、1点を先制。試合の主導権を握る。

援護点をもらった楽天先発の岸投手も、ここから快投を見せた。5回表には3者連続三振を奪って中日打線の反撃を許さず、6回までに9奪三振無失点という素晴らしい投球内容。6回表1死2塁の場面で、中日の2番・京田選手に遊撃手の頭を越える痛打を浴びるが、中堅手・田中選手が好返球を見せ、同点のランナーの生還を許さなかった。

そんな岸投手の好投に応えたい楽天打線は、8回裏に6番・アマダー選手が2試合連続の7号2ランで追加点。9番・嶋選手にも適時二塁打が飛び出し、4対0とリードを広げる。

岸投手は8回109球、4安打9奪三振無失点でマウンドを降り、その後を託された守護神・ハーマン投手も中日打線の反撃を完ぺきに封じた。9回表を危なげなく3人で締めてゲームセット。1勝1敗で迎えた楽天と中日のカード最終戦は、4対0で楽天が勝利し、交流戦2度目のカード勝ち越しを決めた。

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