通算868本塁打の王会長も驚愕…大谷の2発をそれぞれ解説
福岡ソフトバンクの王貞治球団会長が7日、侍ジャパン大谷翔平投手(エンゼルス)の豪快アーチに言及した。大谷は6日に京セラドーム大阪で行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」の阪神戦に「3番・指名打者」として出場し、2打席連発と規格外の活躍を見せていた。
日本中に衝撃が走った2発は、通算868本塁打の王会長ですら驚きを隠せなかった。2本のアーチをそれぞれ解説。1本目は変化球に泳がされ、片膝を付いて放ったホームランで「技ありだったね。ああいう形は内野ゴロになるのが普通。あの飛距離はパワーがあるよね」とうなずいた。特に驚きの表情だったのは2本目だ。「その前に変化球がきて、フルカウントになった。何でも(対応)と思っていて、まして初めて当たる投手でしょ。あそこまで飛ばすのは他の選手にはできない。ああいう角度で返せるのは大したもの」と褒め言葉が続いた。
また、王会長は報道陣に大谷の今季の年俸を“逆質問”。昨年10月に年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約でエンゼルスと合意したが、その内容を伝え聞くと「ヤキモチをやく人がいても仕方ないね」と冗談めいた。“世界の王”も認める実力。世界最高の選手は、誰も歩んだことのない道を進んでいる。
(竹村岳 / Gaku Takemura)
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